みなさん、こんにちは「マナボックス」の菅野です。

今回で、第94回目です。

仕事をしていく上で、「依頼」することは避けられません。なぜならば、一人で出来ることは限られているからです。心理学的にどのような依頼方法が有効的なのかを学んで実行することはとても有意義です。「自尊心」「仲間意識」「有効性(どれだけ影響を与えたか)」が重要だと裏付けられているのでこれを意識しない手はありません。

ベトナム人のTrangさん(日本語2級で簿記三級取得者)と一緒にベトナムのニュースについて解説していくコーナーです。

本日のテーマは、「900億ドルの輸出産業に道を開き」です。

Trang さん
Trang さん
今回はこちらを選んで翻訳し、解説しました。9月13日付けのニュース

>>900億ドルの輸出産業に道を開き

900億ドルの輸出産業に道を開き

現在、ベトナムは電子の輸出上で他の国々と激しい競争に直面していく。

 

過去10年間、電子産業は常に全体の輸出額の30%〜40%を占めす。特に2020年には、新型コロナウィルス感染症の拡大にもかかわらず、この分野の輸出額は依然として900億ドル以上にも達した。2021年初の数ヶ月、世界中から多くの注文を受けるため、輸出額が大きく伸びてきた。

 

これは輸出の輝点の1つである。しかし、最近、多くの地域で長い間で社会的距離措置を適用するため、電子会社は多くの困難に直面している。したがって、各企業は一日も早く通常のように事業・生産活動が再開できるよう希望している。

他国と競争するための取り組み

 

世界銀行によると、2021年の最初の4ヶ月で、コンピューター、電子製品、スマートフォン、機械設備の需要が急増してきた。特に、アメリカへの輸出について、これらの製品は前年同期比62%増加し、この市場への総輸出額の40%以上を占めているという。

 

コロナ禍の影響により、同産業は依然として成長率を維持したが、6月初めから衰退の兆しを見せ始める。

 

この現象について、ベトナム電子協会(VEIA)のドゥ・ティ・トゥイ・フン委員会は、「新型コロナ第4波の影響により、この分野が多くのビジネスチャンス逃してしまった。具体的には、「Made in Vietnam」というラベルを貼る製品が消費者を魅了しているが、新型コロナウイルス感染症防止対策に関する規制の十分な厳守を確保できないため、多くの電子企業が一時生産を停止しなければならない。これに対して、「3つの現場」・「1つのルート・2つのスポット」体制を確保できる企業は生産力が低下され、パートナーの注文を保証しない恐れがある。特に、我が国のLG、パナソニック、三洋電機、サムスンの各工場は、新型コロナウイルス感染症の拡大を防止しながら、最善を尽くして生産活動を維持していく」という意見を述べた。 

損失を減らし、ブライトスポットを促進する必要

 

ベトナムRMIT大学のファム・コン・ヒエップ氏は、ベトナムの電子企業は現在、予測不可能で急速に変化していくコロナ禍の状況に直面しているが、この分野にはまだ多くの輝点があると評価した。

 

例としては、サムスン電子グループは今年の年末にバクニン省での工場用地を拡張することを計画した。現在、世界的に人気がある「ギャラクシーZフォールド3」と「ギャラクシーZフリップ3」であるサムスンの最新な折りたたみ式スマートフォンに対する市場の需要に応えて、同グループが生産性を向上させるには投資を促すことを決定した。

 

サムスングループと同じように、コロナ禍の影響にもかかわらず、パナソニックは今年の初めに冷蔵庫、洗濯機など白物家電工場をタイからベトナムへ移転してきた。その他、LGグループ、サムスン・グループをはじめ、様々な企業グループもベトナムで大規模で採用を行っている。

 

しかし、魅力的な投資先であり続けるために、ベトナム政府は、電子メーカーに事業・生産活動を促進することを支援する必要がある。たとえば、より良い医療サービスの提供、労働者へのワクチン接種の迅速化、より効果的な投資サービスの提供などである。

 

また、国内での電子企業が、労働者への良いヘルスケア・健康サービスを提供し、より多くのプロセスの自動化するための最新テクノロジーを駆使する必要がある。このように、企業が現時点に差し迫った課題を克服するのに役立つだけでなく、新しい機会をつかむ可能性があると主張した。

企業が率先して行動する必要

 

サムスン電子ベトナムのチェ・ジュホ社長によると、「現在、ベトナムに6カ所に生産施設を持ち、研究開発センターを建設しているという。また、2020年の輸出額は560億ドル以上に達した。現在までに、サンスンはベトナムに177億ドル以上投資し、約11万人の従業員を雇用している。新型コロナウィルス感染症の拡大にもかかわらず、2021年1月から7月まで、サンスンは前年同期比に10%増の成長率を達成した。近い将来、ホーチミン市での企業活動が再開すれば、今年の目標を超える可能性がある」といった。

 

サムスンの指導者は、ベトナム政府がホーチミン市での感染症状況を安定させることと厚く信じている。これにより、サンスングループは生産活動を維持し、グローバルサプライチェーンの亀裂を防ぐことができる。

 

「すべてを正常で安全な状態に戻すために、私たちは政府に工業地帯の労働者へのワクチン接種に取り組むことを要請する。同時に、政府も各企業に実用的な支援策を立案する必要がある。したがって、効率的で安定な生産活動を、サプライチェーンを維持できる」と同社長が述べた。

 

ドゥ・ティ・トゥイ・フン様も、「電子企業の生産活動が回復できるように、企業を管理対象だけでなく、コロナ禍予防直接参加部隊と見なすべきである。企業は生産条件を理解し、自社にとって適切な方法を確立できるのである。一方、コロナ禍を徹底的に収めることは難しいため、安全に共存するためのメカニズムを構築する必要がある。同時に、政府は、過去のような混雑を避けるには、商品や材料がスムーズに流通するための条件を作成する必要がある。私たちは商品ではなく、感染を避けるために人々を管理している。また、企業に自社で新型コロナウイルス感染症のセルフチェックシートを許可することなど、政府が企業の率先垂範を向上する必要がある。 これは、企業が病気を制御し、コストを削減するのに役立つ。さらに、政府がコロナ禍の重大な影響を受ける企業に税金、手数料、金利を削減するなど支援する必要がある」と評価した。

ベトナム電子企業の長期的な観点からの成長

菅野 智洋 会計士  
菅野 智洋 会計士  

コロナの影響は広範囲ですね。製造業の稼働にも影響を及ぼしています。そして「電子企業」にもそれは影響していますね。移動が困難になることによってワーカーさんの稼働率に影響があるからです。

ただ、長期的みれば成長することが間違いないのでその準備と対策を着々と進めていく必要がありそうです。

ベトナムの電子企業は現在、予測不可能で急速に変化していくコロナ禍の状況に直面しており、停滞している部分もあるが長期的には明るい

Trang さん

現在、コロナ禍が複雑に推移しているので、自宅で仕事や勉強をする傾向があります。

 

そのため、コンピューター、スマートフォン、iPadなどの電子機器の需要が高まっています。また、電子メーカーは、以上の機器の製造に加えて、人工呼吸器、X線装置、超音波装置、透析装置、遠隔体温測定装置など製造活動にも参加しています。もちろん多くの労働者が必要です。

 

したがって、基本的な解決策は、労働者ができるだけ早くワクチン接種を受けることです。このプロセスが迅速、タイムリー、科学的に行われるように、ワクチン接種の組織に情報技術を強力に適用します。そうすれば、企業の生産活動を継続し、一般的な経済活動が回復できると思います。

菅野 智洋 会計士  
菅野 智洋 会計士  

はい!政府も企業も率先して、ワクチン対策や感染防止のための行動を起こして、早く正常に稼働できることを祈っております。