みなさん、こんにちはマナボックスの菅野(すげの)です。

今日は、『お金と価値は一致しない』というテーマでお話したいと思います。

先日、ワールドカップ予選でベトナムと日本が対戦するということで、ベトナム代表の先週の年棒を調査してもらいました。

>>【2021年】サッカーベトナム代表選手の年俸のまとめ

そこでの第一印象は、「安いな」「価値と金銭が一致していない」というものでした。(ただ、契約金とは有名になることによる副収入は考慮してないのでそのあたりは微妙ですね)

私自身、小学生からサッカーをやっていたので、代表クラスに選出される人がいかにすごいか?というのを身に染みて感じました。パーセンテージで表現すると1%未満で選ばれた超一流アスリートです。また、私の経験で言えば、自分の街のアイドル的な存在のプレーヤーが全国レベルに出たとたんまったく通用しなかったという点も強く記憶に残っています。

この他にも、NFTのクリプトパンクが数千万円の値段で取引されていることも同様の論点だと思います。(他のいろんな意味で価値があるのは理解しているつもりですが…)

どうやらぼくらは、

「価値がある=金銭」

という認識を捨てて取り組む必要があるかと思います。そして、これは、私たちのビジネスにも影響があるトピックです。

「価値」と「お金」を二軸マップで整理しよう!

この点2軸マップで整理するとわかりやすいと思います。

縦軸に「価値」で横軸に「お金」です。

それぞれ解説していきます。

右上「価値」が高く、「お金」も稼げる

これは「価値」もあって「お金」も稼げる場合です。

例えば、(主観も入りますが…)

  • サッカー選手のメッシやロナウドのプレーと年棒
  • ピカソ氏やダビンチ氏の絵画
  • 複雑なコンサルと報酬

こんなところでしょうか?

この領域は「価値」も人々に提供してなおかつ「お金」も稼げているので違和感ありませんよね。右上にいきたいところですよね

右下「価値」が低いが、「お金」も稼げる

価値提供していないのに「お金」だけもらえるパターンです。

例えば、(これも主観も入りますが…)

  • 天下りの人で働かない人
  • 働かないおじさん
  • 賄賂などの不正
  • テクノロジーによる芸術(クリプトパンクの絵自体)(←すいません。ただ、NFTの流れや希少価値を否定しているわけではありません!)

このようなのがあると思います。

この領域は「価値」は提供していないので「お金」は稼げてしまうケースです。残念ながらこのような事はあると感じています。

もちろん「価値」の価値観は、人それぞれですから、上記の例は賛否

それでもあなたはこれまで「価値を提供してないのに給与高いんだよね」「なんにもしていないのに!」ということを感じたことはあるはずです。

左下「価値」が低いし、「お金」も稼げない

当たり前ですね(笑)

例えば、

  • 成果出せない経験の浅い社員の給与
  • ダサい洋服
  • 活躍できないスポーツ選手

この領域は「価値」が出せずそして、「お金」も稼げないパターンです。この領域にいてはダメなので早く抜け出しましょう。

そのためには、「武器」を入手する必要があります。若くてスキルのない人は勉強してスキル資産を増やす必要があります。

偉人や素晴らしい本の共通点(例えば、ウォーレンバフェット 氏など)として、まずは自分へ投資しなさい。という点が共通点としてあります。

資産とは「お金を稼いできてくれるもの」です。まずはスキルを身につけて自分が資産になればいいのですね。

>>【感想・まとめ】バビロンの大富豪の教え 100年も読み継がれる今でも使える普遍的な知識

左上「価値」が高いのに、「お金」も稼げない【悩ましい】

ここです!ここが悩ましい…。とくに現代では、ITテクノロジーの発展により特に情報の価値が下がってしまいました。重要な事は「ググって」調べるとわかってしまいます。

この辺りが背景としてあります。

例えば、

  • 有用な情報コンテンツ
  • 魅力的なコンテンツ(芸術や動画など)
  • 歌や動画

この領域は「価値」はあるんだけど「お金」が稼げないケースです。ここがビジネス上悩ましいケースです。得にコンサルティングやクリエイターなどのノウハウやコンテンツを創造している人にとって大きな悩みになるでしょう。

昔であれば、音楽というコンテンツをCDとして販売私お金に変えていました。映画であれば映画館の収入で稼いています。

しかし、音楽を始め、最終のアウトプットである「製品・商品」がどんどん無料化していく時代です。

このことについてどのようにキャッシュポイントを作っていくか?これが重要な点となります。以下のようなイメージかと思います。

キャッシュポイントを作ろう。価値をお金に変える!

左上にいたままでは、お金が稼げず貧しいまま時間だけ失ってしまいます。不幸になってしまうのですね。悪い意味でボランティアをしている自己満足な人で終わってしまいます。そんなの嫌です。

マナボックスベトナムのメンバーは、優しく、貢献したいという気持ちが強いのでほっておくとボランティアになってしまうようなことをしてしまうので気をつけています。キャッシュポイントをやっぱり意識しないといけなんですよね。

  • あなたが会社経営者なら、稼いで従業員をお金を分配し幸福にする必要があるでしょう。
  • あなたが当事者なら、時間だけとられて、忙しいのに貧乏な状態は避けたいでしょう。搾取されるギバーになってしまうと辛いはずです。

そのため、知恵を振り絞ってなんとか「価値」を「お金」に変える必要があります。そこで以下の方法がやっぱり重要なんだと思います。

  • バックエンド商品を必ず持っておく
  • プロセスエコノミーでプロセスに課金する

この2つは必ずおさえる必要があると思います。

まず、「バックエンド商品」です。これは、言い換えると儲かる商品やサービスのことです。

これとは対局にある「フロンエンド商品」はお客様に興味をもってもらう無料もしくは低価格な商品・サービスのことです。例えば、マックの100円のコーヒーや無料のブログなど。

今回のお話と関連させるとすると、ベトナムのサッカー選手としてのクラブからのお金は少ないかもしれないけど、その他の儲かるサービス(例えばyoutubeなんかもそうかもしれません。知名度と信頼をお金に変えるのです)を準備しておくパターンですね。

西野さん(えんとう町のプペルの)がいっているシナジーマップも参考になりますよね。どこでキャッシュポイントをつくるのか?が明確になっているマップです。

また、プロセスエコノミーも考えることが非常に重要になってくるでしょう。最終製品でなく、プロセスを売るという発想です。プロセスはコピペできないから価値があるという発想です。以下の書籍がとても参考になりました。

本日のまとめ

本日は、お金と価値は必ずしも一致しないという点をお話しました。公平なんて世の中に期待しないほうが楽かもしれません。

とは言え、貧しいまま終わるのも幸福ではないので、やっぱりキャッシュポイントを考慮する必要があります。

お金のいいところは、「他人を救う」ことができる点です。

私も強く意識していきたいと思います!