こんにちは、マナボックス菅野です。

今日のテーマは『なぜ、ベトナムの人はミスを認めないのか?』というテーマでお伝えします。

ちょっと過激なタイトルで恐縮ですが、これについて思うところとその克服方法についてお伝えします。まず、ことわっておきますが全ての人ではありません。誠実な人も大勢いますし謝罪する人も多くいます。むしろ日本人よりも「誤りすぎだよ〜」という人もいますしね。

それでも「かたくなにミスを認めない」人は一定数いるわけでその原因をいろんな人に聞いたり、ニュース記事を調べたりしてその原因を整理してみました。

この「かたくなにミスを認めない」人とは、マナボックスベトナムの元スタッフのことです。なにかミスがあっても絶対に自分のミスだと認めない。言い訳や他の理由を探して謝罪しない。ここまで来ると大したもんだなあと思うくらいでした。いや、衝撃でした。

このことがきっかけでこのことについて継続的に考えるようになりました。

信頼しているベトナム人の意見も聞きました。

幼少期の育て方【子どもが道で転んだら道路のせい?】

こんな話をよく聞きます。記事にもなっていますし、友人から聞くこともあります。

子どもが失敗や問題の責任を自分以外の人や物に転嫁するように教育すること。例えば、多くの親(もしくは祖父母)は自分の子どもが道で転ぶと「道路」を責めます。子どもの心を傷つけたくないと思う親心のからですが、そのためベトナム人は大人になってからも謝らず、何か問題が起きると他人や周りのせいにする傾向があります。

引用元:https://getnavi.jp/world/614674/

私の知り合いのベトナム人やスタッフへの直接のヒアリングで数十件聞いているので信憑性はあると言えるでしょう。

つまり、何かよくないことがあればそれは自動的に「周りの責任だ」となっているのです。本来であるならば「転んだ」原因を考えて再発防止するのが本当のやさしさですし、あるべき教育だと思います。それをもし、思考停止で「他責思考」を植え付けたらそれは「愛」だとは言えません。

このことが原因で、たとえビジネスでミスが起きても「謝る」ことができない人が一定数いるのかもしれません。人間の性格の半分は後天的なものだと言われていますからどのような環境で育ったのか?というのはとても重要です。

自己肯定感が人生にとって重要であることは間違いないですが、それと「責任転嫁」とは異なります。

仮にマナボックスで税金の計算のミスを起こしてしまった時に

  • この計算シートがそもそもわかりにくいよね。「あなたは悪くないよ」
  • ベトナムの税金の計算の仕組みがおかしいね。「あなたは悪くないよ」

とは(道路の事例のように)いかないわけです。

このようなマインドセット(もしあるといけないので)を変えるために以下のようなことをやってみました。

マナボックスの3つのバリュー【ミスを受け入れる。そこから学んで成長するしなやかマインドセット】

マナボックスベトナムは、ビジョン、ミッション、3つバリュー(と9つのルール)を掲げており、その中のバリューで…。

マナボックスの行動指針

常にチャレンジャーであれ!ミスを受け入れる勇気。失敗から学ぶ姿勢を持とう!

というのがあります。これは冒頭で申し上げたとおり心のどこかで「ミスを受けいれられない」「ミスは恥ずかしい」「ミスはスルーする」といったマインドセットを感じていたため、掲げたのだと思います。

実際、ミスを受け入れ「謝罪」することによって信頼関係が深まるといったケーススタディや研究結果もあります。謝罪がいかに科学的にも重要か?などを伝えることによって「本当に悪いミス」についてはきちんと受け入れ謝る文化になってきたと思います。

>>【効果的!】謝罪の4つのステップとベトナム人のスタッフのマインドを見抜く方法

成功する人の共通点【それは失敗から学ぶこと】

ミスとはちょっとニュアンスが違いますが、ビジネスや人生で成功する人の共通点として失敗から学ぶ姿勢がある点があります。全ての成功している人の共通点としてこの「失敗から学ぶ」姿勢が挙げられます。失敗を分析して、そこから学び成長していくというサイクルです。

これについては冒頭で述べたような「道路のせい」にするといった「他責思考」だと厳しいです。自尊心は持ちつつ(セルフコンパッション)きちんと悪い部分を受け入れそこから学び成長するのです。

このバランスが重要でしょう。日本人はどちらかと言うと自分を責めすぎてしまう。すぐ謝罪する。といった風潮(悲観的すぎる)があるので、自尊心についてはベトナム人から学ぶ点大きくあると思います。

本日のまとめ

今日は、ベトナム人はなぜ、謝らないのか?いったテーマでお話ししました。幼少期から教育が原因で「他責思考」になっているくせがついているかもしれない。と言った点でした。繰り返しになりますが、全ての人ではないですし弊社のメンバーもかなり誠実です。ただ、たまにシカトしれ放置されるくらいです(笑)。

謝罪についてポジティブな心理学を伝える。成功者はミスを認める勇気があり、失敗から学びマインドセットがあるんだ。ということを伝えると状況がちょっと変わるかもしれませんよ。ぜひ試してみてくださいね。