こんにちはマナラボの菅野です。

今日は書籍『ベトナム会計のトリセツ』の対象者について補足する内容で解説していきたいと思います。

先日ありがたいことにアマゾンで批判的なレビューを頂きました。その内容を見て私から補足すべき内容だなあと思ったのでこの記事を書いています。

Amazonで購入本のタイトルを「決算書入門」とかに変えてください 本当にがっかりしました

です。著者としては少し悲しくなるようなフィードバックではあるのですが、たしかにそう感じる人もいるでしょう。

ただベトナムに関する内容が1%くらいというのは完全に間違っているのでそこは言わせてください(笑)。さすがに1%というのはないですし、残りの99%はグローバル言語の会計なのでそれこそ一般的な会計書と重複する内容です。自分で言うのもなんですが会計コンサルの社長で公認会計士の私の発言している内容のほうが信頼性はあると思います。

 
ただ、本書が「超入門書」であることは否定できないです。この点について補足解説します。

これまで会計・経理を勉強したことがないけどベトナムで現地社長をする人

結論から言うとこの見出しの通りの「会計・経理の経験がないけれどもそれをしなければいけない現地社長の人」です。マップ化すると以下の通りです。

会計の超入門書かつ実務書です。けれどもそれを前提として書籍は少ない。

この本は超がつくほど基本的な知識にフォーカスしています。冒頭の前書きにも記載の通り「会計の仕組み」「勘定科目」「ベトナム会計の実務的な学び方」に絞っています。

私自身、この書籍を執筆するにあたって会計に関する書籍を100冊以上は読み込みました。

その結果、上記4象限マトリックスの左下の領域の書籍はなかったんですね。だから書くしかないあと思ったのも事実です。本当はもっといろんな深い理由もあるのですが。

ここでのもう一つのポイントは、会計士・税理士の専門家には怒られるかもしれませんが、会計の専門家以外の人書いている会計の本のほうが私には響いたしおもしろいなあと思ったと言う点です。おそらく海外現地の社長と多くコミュニケーションを取ってきたことが背景としてあるのでしょう。どうしても専門家は自分のバックグランドが自然と滲みてでしまいます。もうすこし平たく言うと「専門チック」で「すこし先生すぎる」のでちょっとどうしても表現が素人には難しいしわかりにくいんです。それはしょうがないと思います。だって数千時間も会計に時間を投資してきたのですから。そうするとなにがわかりにくくて専門用語なのか?がわからなくなってしまいます。

ただし同じ専門家である公認会計士の田中靖浩さんの書籍は別です。この先生の書籍は経営者向けの会計書籍だと思います。わかりやすいし本質をついているしなより面白い!

では日本本社の人は対象でないのか?

それではベトナム現地社長以外の日本にいる会計の知識がある人(左上の人)は対象じゃないのか? と言われるとそうではありません。ただし条件がありますね。

  • 日本本社の担当者だけどベトナムに寄り添うマインドがある人

この人は読んだとしても十分、元がとれる可能性が高いです。ニッチすぎる内容なので2,200円という価格はそんなに高くないのかなとも思います。すいません。

よくベトナム法人の社長様から「日本本社の人にも是非読ませたい」と言われますし、専門家である私が実務で「つまづいた点」をまとめているのでベトナムに来たことのない管理者には有用な情報でしょう。

こんな人は「買わないでください

今回のフィードバックを受けて買わないほうがいいなと思う人を整理しました。お金の無駄にならないようにお伝えしたいです。

結論は左上の人なんですけどそのなかでも以下の人です。

  • すでに会計の知識に自身のある本社の経理部門や海外事業部の人
  • ベトナム会計の細かい点を網羅的に学びたい人(基準を調べる人が好きな人)

この人には向いてません。BIG4や大手コンサルさんが出している書籍や小冊子を読みこみましょう。具体的にここでは書くのは控えませすが「ベトナム会計・書籍」などと検索すれば出てきます。

私の書籍ではベトナム会計の特徴を17個ほど表でお伝えしていますがその中で3つに絞っています。それ以外はこの書籍の目的「ビジネスと決算書をつなげて現実を変える」という目的にそぐわなかったからです。

例えば決算月の特徴などは特に深堀する必要はないでしょう。

まとめ

今日は『ベトナム会計のトリセツ』の対象者をまとめました。タイトルからベトナム会計の違いをリストアップしてそれぞれ詳細に詳しく説明してるんだんろうなあと期待を持たせてしまったと思うと辛いのでここで説明させて頂きました。

会計は結局グローバル言語なんで大きな違いなんてありませんよ。でも、そもそも会計の本質わかってない人がベトナムの社長やって何千万も億も損してるんだからその人のためになんとかしないといけないよね。という視点と10年の経験からどのような表現で(どこを書いてどこを書かないか?)伝えればいいのかを試行錯誤して執筆しました。

ベトナム法人の社長になる人が一般的な会計書を熟読してるケースは見たことがないので。

この情報が少しでもお役にたてば幸いです。