ベトナム国会は付加価値税(VAT)の減税に関する内容を正式に承認しました。具体的には、指定された商品およびサービスのグループに対して、付加価値税率を2%引き下げます。引き続き適用されるようですね。
政府は、7月1日から付加価値税減税に関する政令を発行しました。基本的な内容の違いはほとんどなく、両方の政令は似たような商品およびサービスグループの付加価値税を削減することを目指し、同じ税率の減税を適用します。なのでいままで通りの10%⇨8%が適用されるので消費者にとっては税負担が減る状況が続きます。
>>経済活性化への一歩: ベトナムにおけるVAT減税措置の延長と期待”(2024年1月1日〜6月30日)【94/2023/ND-CP】
ただ、解決策の枠組みが異なるようです。
政令72/2024/ND-CPは決議番号142/2024/QH15に基づき、政令94/2023/ND-CPは決議番号110/2023/QH15に基づいています。
72/2024/ND-CPの内容
要約
ベトナム社会主義共和国政府は、2024年6月30日に政令第72/2024/ND-CPを発行し、2024年6月29日付の国会決議第142/2024/QH15に基づく付加価値税(VAT)減税政策を実施します。この政令により、現在10%のVATが適用されている特定の商品およびサービスに対して2%の減税が行われます。ただし、電気通信、金融サービス、保険、不動産、金属、化学製品などの項目は除外されます(詳細は付録参照)。
事業所が減価償却法でVATを計算する場合、2%の減税を受けることができます。一方、直接法で計算する場合は、VAT計算に使用される率の20%の減額が適用されます。請求書発行時には、減税された税率の8%を記載し、適切な書類と申告が求められます。
この政令は、2024年7月1日から2024年12月31日まで有効です。関連する省庁、部門、および人民委員会は、消費者が減税の恩恵を享受できるように指導と検査を行う責任があります。実施中に問題が発生した場合、財務省が指導と解決を行います。すべての関連組織および個人は、この政令の実施に責任を負います。