こんにちは、マナボックスのガーです。
本日はベトナムニュースについてご紹介します。
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2023年12月22日、ホーチミン市のメトロ1号線(ベンタイン – スイティエン)が正式に運行を開始しました。この路線は、計画承認から17年、建設開始から12年の歳月を経て実現し、ホーチミン市の交通および都市開発における歴史的な節目となります。
メトロ1号線の概要
メトロ1号線は、ホーチミン市中心部と東部郊外を結ぶ全長19.7kmの路線で、以下のような特徴を持っています。
- 運行区間:
- 地下区間:2.6km(ベンタイン駅、オペラハウス駅、バソン駅)
- 高架区間:17.1km(バンタイン公園駅からスイティエンバスターミナル駅まで)
- 駅数:14駅
- 総投資額:43,700億ドン
- 車両基地:トゥードゥック市ロンビン地区に敷地面積20ヘクタールのデポ
大使からの評価と期待
日本大使の伊藤直樹氏は、メトロ1号線が市民の移動手段を大きく変革すると評価しました。従来の自動車やバイクから都市鉄道への転換が進むことで、都市の持続可能な発展に寄与すると期待されています。また、ベトナムが進める戦略的インフラ整備やデジタル化、グリーンエネルギー転換といった政策が、さらなる外国企業との協力を引き寄せる可能性も強調されました。
運行と料金体系
12月22日10時から、全14駅が一般利用者に開放されました。初月は以下の特別なサービスが提供されます。
- 無料体験期間:2024年12月22日から2025年1月20日まで
- 片道料金: 距離に応じて6,000ドン~20,000ドン
- 定期券料金:
- 1日乗り放題:40,000ドン
- 3日乗り放題:90,000ドン
- 一般乗客:300,000ドン/月(学生・生徒:150,000ドン/月)
メトロ1号線の意義
ホーチミン市のメトロ1号線は、単なる交通手段にとどまらず、都市の未来を切り開く重要なインフラです。この路線は、以下の効果をもたらすと期待されています。
- 移動効率の向上:交通需要が高いエリアを結ぶことで、市内移動がより迅速かつ快適に。
- 持続可能な発展:公共交通の普及により、自動車・バイク依存からの脱却を促進。
- 経済活性化:駅周辺の開発や観光業の発展を支援。
伊藤大使は、「メトロ1号線の成功が、今後のプロジェクトのモデルケースとなるだろう」と述べ、今後のインフラ整備への期待を表明しました。
さらなる発展へのステップ
ホーチミン市は、メトロ1号線の成功を基盤に、総合的な都市鉄道ネットワークの構築を目指しています。都市鉄道を中心としたTOD(Transit-Oriented Development)モデルの導入により、交通効率と都市開発の両立を図り、持続可能で活気ある未来都市を実現する方針です。
メトロ1号線の運行開始は、ホーチミン市の交通インフラと市民生活に革命をもたらす第一歩となるでしょう。