みなさんこんにちはマナボックスの菅野です。
今日は『ヌートバーから教えてもらった多様性の重要性とは?』というテーマでお話していきます。
最近の話題だと言えばこれ!WBCですよね。World Basic Clasicです。ワクワク、ドキドキが止まりません。熱狂されている人は私だけじゃないでしょう?
大谷選手やダルビッシュ選手の超大物のプレーに感動するのはもちろんです。しかし、その中で異彩を放っている選手がいます。ぼくらが、気になるのはヌートバー選手じゃないでしょうか?
私は、最初に名前を見た時はこの人誰?という感じでした。全く知りませんでした。とほほ。
けれども、WBCのプレーをきっかけに一気にその存在が世界の野球ファンに広まることになりました。
なんと言っても…
- 日本代表のための必死なプレー(怪我をするかもしれないのに!)
- ペッパーミルパフォーマンスによる一体感
- 雄叫び、豊かな表情
- 円陣声がけや日本語での鼓舞
間違いなく日本を元気にしてくれています!元々の性格がみんなから好かれやすいというのもあるかもしれませんけどね。
これらが日本代表に良い刺激を及ぼしていることは間違いないですよね。そして、その時に私は感じてしまったんです。ヌートバーになれる!と考えるとポジティブになれるんじゃないか?って。
ベトナムのような外国で働く日本人はマイノリティなので、とても寂しい時もあります。
例えば、私はマナボックスベトナムではこの国においては一人なので、コミュニケーションでうまくいかないことで悩むことがよくあります。伝えたいことがほとんど伝わっていない(涙)。そんな時があります。
けれども、このこと自体(ベトナム人の中で日本人が少数であること)チームにすごい良い影響を及ぼす存在になれるんじゃないか?と。
「ベトナム子会社のヌートバー」になれる可能性を私たちは持っているということです。
こちらについて「多様性」というキーワードを踏まえながら海外子会社管理を考えていきたいと思います。
この記事のもくじ
間違いなく日本を元気にしているよ!この人は!
繰り返しになりますけど、以下の姿を見て嬉しく感じて興奮した人は多いのでは?
ショート動画なのでサクッと見れますので是非クリックしてください。
日本の血が入っているといっても国籍はアメリカです。そんなヌートバーのリスクを負ったプレーに「日本のためにありがとう」と思ったのは私だけじゃないはずです。あなたもこのような感情が湧いたのではなでしょうか?
多様性の時代だからこそ
ここから学べるのは「多様性」のその効果です。「多様性」といえば以下の書籍が是非おすすめなので読んでみてください。映画のようなストーリーも満載です。映画のように面白い!と評価されているようですがまさにその通り!
この『多様性の科学』という書籍のメッセージを一言でまとめれば
です。
そのためにさまざまな事例と一緒に解説されています。例えば、
- CIAという組織の人材の偏り(頭のいい似たようなスキルの人)とテロ防止の失敗
- サッカー英国代表にサッカーに直接関係のないIT起業家や陸軍士官が集められる話
- 世界的に有名な起業家はみな移民であること
この図での説明が非常にわかりやすかったです。画一的な集団は危険なのです。とんでもないミスを犯す可能性があるようです。
日本人が、多くのベトナム人がいる組織で働くの意味
上記のように似たような人(例えばベトナム人だけの組織など)ばかりだと、もしかしたら組織のポテンシャルが発揮できてないかもしれません。
そこで我々日本人のような特殊なカルチャー(笑)を持つ者が、加わることはいいことなのです。視点が違い多様性をもたらすからです。
- 日本人は細かくてめんどうくさい?
いいじゃないですか? それは多様性です。
そうすると理想の多様性のある組織に近づける可能性も高まってくるでしょう。以下のような賢い組織になれる可能性が高まります。
ベトナムの人が日系企業を選ぶ理由とは?
ベトナムで7年ほどビジネスをしていますが、その中での大きな悩みはやっぱり人材です。良い人を採用したいと思っているはずです。
ベトナム人が日系企業を選ぶ理由も多様性が関連していると思います。もちろん給与の大きさで選ぶ人が大半だと思いますけど。
例えば、以下のような理由だそうです。
- 不正が少ない、誠実だ
- 脱税をしない、きちんと申告している
- 嘘をつかない
このようなことがベトナムローカル企業と比較した時に異なる点だそうです。これも異なることなので「多様性」ですよね。
あなたがベトナムでヌートバーになるための基礎的なアイデア
では、私たち日本人がヌートバーになるにはどうしたらいいでしょう?日本人という外国人というだけで「多様性」を発揮できるわけではありません。
私の意見ですけど以下は必至でしょう。土台になります。
- ベトナムに対してリスペクトがある。大好きだ。
ここでヌートバーさんんのことを思い出してください。なぜ、日本人が感動してファンになったかというと以下のことがあったからです。
- 怪我を怖がらずに必死に日本のためにプレー
- 日本語も必死に話す。日本のことを大好き!と発言
だと思います。これをベトナム管理にあてはめると、ベトナム(人)に貢献するという態度やベトナム語を話す。になります。
たしかに経営がうまくいっている企業はこの条件を満たしている感じがします。逆にいうと、これがない場合はかなり厳しい…。
例えば、
- 日本のやりかたを押し付けるだけ(多様性は重要だけど、ベトナムを無視していると多様性でなくなる)
- どうせ3年で帰るというマインドセット
- ベトナムを下に見ている。ベトナム語や文化を全く学ばない
こんな場合はかなりきついですよね。
今日のまとめ
今日は『ベトナムであなたがヌートバーになるためには?』というテーマでお伝えしました。
日本人である異国から来た人しか多様性を与えることはできません。私たちはそもそもヌートバーになる素質をもっています!
ただそれだけではダメで。
- ベトナムのことを好き。リスペクトがある。
- リスクを顧みず、貢献する
- ベトナムの文化を学ぶ
といったことを実践する必要があります。
私も実践していきたいと思います!