【日系企業が知っておくべきベトナム納税事情】ダナン市で税収アップ！ビール・不動産・法人税の最新状況まとめ

ダナン市の税収増加？9ヶ月間で税収が大幅アップ

(ダナン市税務局によると、地域の生産・事業活動に多くの前向きな変化が見られ、2024年9月の国内収入が約1兆5,240億ドン（約91.58億円）に達したとのことです。2024年の9ヶ月間の累積収入は約17兆940億ドン（約1,027.18億円）で、年間見込みの108.3%に達し、前年同期比135.2%となりました。増えています。

もう予算が達成したってことは…。私たち日系企業は以下のことを意識する必要があるかもしれませんね。

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いずれにせよ税務ヘルスチェックをすることによって「トータルでキャッシュアウトを減らす」ということが大事だと思います。

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そのうち、国有企業、外資系企業、非国有企業からの収入は約7,389億ドン（約44.40億円）で、前年同期比48.1%増加しました。一部の企業は前年同期には納税がなかったにもかかわらず、高額の納税を行いました。例えば、グーハンソン・シー・ツーリズム株式会社が約54億ドン（約3,244万円）、ダナン電力一人有限責任会社が約100億ドン（約6,009万円）、サオ・ベト・ノンヌオク有限会社が約33億ドン（約1,983万円）を納付しました。

コロナの影響から回復したということが読み取れますねよね。

観光業がビールの税収を後押し

特筆すべきは、9月の地方特別消費税収入が約3,309億ドン（約19.88億円）に達し、そのうちビールに対する特別消費税収入が約2,645億ドン（約15.89億円）で、市場需要の回復により前年同期比662億ドン（約3.98億円）増加しました。9月だけでも、特別な観光刺激プログラムを通じて多くの観光客が訪れ、楽しみ、消費したため、2024年8月に消費され、2024年9月に申告・納税されたビールの出荷量は1,960万リットルで、前年同期比390万リットル増加しました。さらに、タバコに対する特別消費税収入も約439億ドン（約2.64億円）に達し、前年同期比111億ドン（約6,67百万円）増加しました。

法人所得税の増加

法人所得税収入も大幅に成長し、約1,108億ドン（約6.66億円）に達しました。これは、ミー・フック株式会社が約163億ドン（約9,8百万円）、ディア・カウ株式会社が約279億ドン（約1.68億円）、アイン・ズオン建設コンサルティング有限会社が約21億ドン（約1,26百万円）など、一部の企業が多額の税金滞納を支払ったことによるものです。

不動産と電子商取引からの収入対策による増加？

ダナン市では、税収増加のために様々な対策を行っています。特に不動産の譲渡価格を見直し、実際の市場価格に基づいて税金を増やしました。その内容を見てみましょう。

不動産部門での税収対策（譲渡価格の嘘はだめよ）

ダナン税務局によると、収入が比較的高い成長を示している理由の1つは、以下

• 年初から税務局が多くの分野や業界で収入損失防止策を積極的に実施！

ちょろまかとか脱税は許さん！ってことでしょう。

例えば、不動産部門では、税務支局が市場価格と一致しない譲渡価格を申告した個人に対して調整を促しています。2024年7月時点で、税務当局は487件の不動産譲渡価格を調整し、その結果、約1兆616億ドン（約61.05億円）の税負担増加を決定しました。内訳は、ハイチャウ区税務局が56件で7億ドン（約4,2百万円）、タインケー・リエンチエウ税務局が239件で約34億7,600万ドン（約2.08億円）、カムレ・ホアヴァン地域税務局が192件で約64億4,000万ドン（約3.87億円）となりました。

電子商取引と税務対策、プラットフォームでの売上もちゃんと申告せよ！

電子商取引活動における収入損失防止策についても、ダナン税務局は積極的な対応を行っています。2024年9月までに563の世帯および個人事業者が電子商取引プラットフォームに登録し、総額約5,063億3,690万ドン（約30.43億円）の税金を申告・納付しました。また、142の電子商取引事業を行う企業が総額約9億4,070万ドン（約5,65百万円）の納税を申告しました。

FBとかショッピーでの売上についても納税してよってことですね。

個人の家庭教師も税務登録して

家庭教師活動も対象に含まれており、カムレ・ホアヴァン税務局で審査を行った結果、2024年9月25日までに77人の家庭教師のうち59人が税務登録し、月間契約収入の総額は約3億3,140万ドン（約199万円）、月間契約税額は660万ドン（約4万円）となりました。ホアヴァン地区では35人中26人が登録し、月間契約収入総額は約2億9,810万ドン（約179万円）、月間契約税額は600万ドン（約3.6万円）です。税務局は引き続き家庭教師への税務登録を進めています。

今後はもっと、個人での納税意識も高まっていきそうです。これは外資系企業の日本企業にとっては良いニュースですよね。これまでは外資からなるべく取る（理不尽な論点も含めて）という構図がやっぱり強かったからです。

まとめ

金額を表としてまとめます。

こうして、ダナン市では税収を増やすために様々な工夫をしています。特に、ビールやタバコの消費増加、法人所得税の増加、不動産価格の見直し、そして電子商取引や家庭教師の税務登録が大きな要素となっています。

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