公認会計士の菅野です。
今日は「経営者の仕事は組織からがん細胞を取り除くこと」というテーマで記事を書いていきたいと思います。
私の仕事はなんだろう? と定期的に考えてそれを言語化することを意識しています。例を挙げれば
- マーケティングにコミット
- 最終的な局面での謝罪
- カルチャーを浸透させること
そして
「がん細胞を見つけたら取り除くこと」
です。ちょっとトゲのある表現ですがすごい大事です。取り除くというのは退職してもらうということなのであんまりやりたくない仕事です。それでも組織のことを考えたらこれがやっぱり重要なんだと思います。そんな時に定期的に見る動画をご紹介したいと思います。
この記事のもくじ
ゲイリー・ヴェイナチャックさんの動画!!
ゲイリー・ヴェイナチャックという方の動画を定期的に繰り返し見ています。
社内文化と感情的知性の重要性
ここの26分40秒くらいからです。
会社のスピードとサービスで一大事なこと。それは
- 社内文化(INTERNAL CULTURE)
- 社内政治があってはならない
なんですと。
社内の政治や対立が会社をダメにする
これがあると組織がだめになると主張しています。今の時代、EQが大事なんだと言っています。
技術スキルのコモディティ化とEQの重要性 技術スキルは日々コモディティ化しており、競争優位性の確保が難しくなっています。そのため、感情的なつながりを強化することが、企業の差別化要因になるといっています。
成功に必要なのは? 感情的知性です。
現代の企業では、感情的知性がこれからの成功要因となります。
社内で発生してしまった「がん細胞」を見つけろ!
ここがめっちゃ響く言葉だったんですよ!!27分35秒くらいから。
今までの話はどうでもいい。これだけ持って帰ってくれ。家に帰ったら自分の会社のメンバー一人一人をチェックしてくれ。そして、その中にもし組織の誰かを惨めしているやつがいるか確認しろ。
- 売上で一番のやつ?
- 最高の開発者?
- 創業者?
そんなの関係ねー。癌は一気に広まるんだ!社内政治と共にある癌は会社のスピードを遅くする
これを繰り返し聞いています。以下の記事とも関連しますね。「腐ったみかんはいる」といった内容の記事です。
>>【海外マネジメント】組織に腐ったミカンの方程式はあてはまるのか?答え:あてはまる!【金八先生は正しくない?】
学校であれば「救う」が答えかもですがビジネスでは「排除」するのが正解だと思っています。
また稲森和夫氏の「人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力」とも関連してきます。ここの方程式のポイントは「考え方」にはマイナスもあるということです。どんなに優秀であろう能力が高くてもマイナスに掛け算すればその結果もマイナスです。「考え方」が非常に大事でこればマイナスの人は組織の「がん細胞」となってみんなに悪影響を与えてしまうのです。この考えかたも社内打ち合わせで定期的に伝えています。
https://www.instagram.com/p/CZmI1ZRvpKo/?とimg_index=1
どうやってがん細胞を見つけて排除するか?
ではあなたの会社で発生してしまったがん細胞の人材をどうやって発見するか?そして排除するか?ですが私の場合は以下の方法です。
- 定期的に社内カルチャーを伝える会を設ける
- 会社にいて欲しくないタイプの人も定期的ミーティングで伝える
- その時にこうなってしまった場合は組織にいて欲しくない旨も伝える
です。要は定期的に伝えることが大事ということです。これをすることによって意識しまし、実際に辞めてほしいと伝える時も揉めたことはありません。
よく日本人の社長様からは「労働法では、、、、どうなっていますか?」と聞かれるのですがその前に「人間」ですのでそのあたりの心理学とか脳科学を調査したほうがいいと思います。法律が最初ではないです。
このがん細胞を取り除くのが遅くなってしまい取り返しのつかなくなってしまった会社を悲しいですが数社見たことがあります。
- 知っていたけど放置していた。
- どうせ日本本社が意思決定するし(受動的)
理由はいろいろあるのですががん細胞が大きくなってしまったあとはもう取り返しがつきません。下手すりゃ倒産です。本当です。
なので目を背けたくなるようなことですけどしっかりと向き合うことが大事だと思います。