みなさん、こんにちは
ベトナム在住8年、公認会計士の永井です。
マナボックスというベトナムのコンサルティング会社の代表をしています。
本日はベトナム税務調査っていつくるの?毎年?頻度は?というテーマでお話ししますね。
特に今まで税務調査を経験したことない方はぜひ押さえておいてください。
4〜5年に一度調査が行われる
まず頻度ですが、ケースバイケースとなりますが平均すると4,5年に一度入ります。
一方で毎年のように調査が入る会社もあれば、設立して10年も経つのに一度も調査が行われたことがないという会社もあります。
もしあなたの会社が設立後一度も調査が行われていないとすれば、近々には調査が入ることになります。
1週間、4〜5人の税務調査官で行われる
現場調査期間も会社規模によってケースバイケースですが通常は1週間で4,5人です。
あなたの会社は毎年監査法人の監査を受けていると思います。監査と同じようなイメージです。
ただし1週間というのはあなたの会社が帳票類をちゃんと保管していることを前提としています。
帳票類が保管されていない、整理されていないようなケースでは税務調査チームも作業を進められません。
そのため、税務調査チームより会社に帳票類の整理、作成を要求して、いったん現場作業を中断し、後日また再開するといったケースもあります。
この場合には1週間で終わらず、数ヶ月に及ぶこともあります。
通常は全ての主要税金が対象となる。しかしVAT還付は単独で行われることもある。
通常は法人税、VAT,個人所得税、外国契約者税の主要税金について一括で調査が行われます。
ただし地域によっては例外的に個人所得税のみの調査が行われるケースもあります。
また、VAT還付については単独について調査が行われることが多いです。
特に設立して最初のVAT還付についてはほぼ調査が行われると認識して頂ければと思います。
以上、本日はベトナム税務調査の頻度、期間、対象についてお話ししました。
次回は具体的なスケジュールについてお話ししますね。
永井