- ベトナムでの法人設立をした
- 会社設立後のコンプライアンスが気になる
- ベトナムで、銀行口座を開設したばかり
ベトナムでのこのような疑問にお答えします。
この記事を読んで頂ければ、ベトナムコンプライアンスについて安心して頂けます。
また、ベトナムの手続きの実務について詳しくなれるから本社の上司に詳しく説明できますよ。
銀行情報の通知の必要性と概要
Tam さん、お願いしますね。
私から、銀行口座の通知ついて解説させて頂きますね。
参考記事:ベトナムで会社設立支援してきてわかった!ベトナムで銀行口座の選ぶ時の6つのポイント
1)【銀行情報の通知書】(Notification about bank account)を入手して、必要な情報を記入します。(会社以外の担当者が実施する場合は委任状も)
⇓
2)計画投資局(DPI)のウェブにログインして、上記の申請書(委任状がある場合は委任状)をアップロードします。
⇓
3)ウェブ上で申し込みが完了すると、計画投資局がチェックします。その後、DPIがその承認にされたことについてメールを送付します。PDFが添付される。
⇓
4)メールを受け取ったあとにこれを、計画投資局の企業登録部に実際に行って、紙面を提出します。
4つのステップがあるんですね~。いろいろ、難しそうですね!
Tam さん、それぞれ説明をお願いします。
しかし、計画投資局は、外資会社の資金の流れについて把握しておく必要があります。したがって、すべての銀行情報を通知する必要があります。
ちなみに以前は、新規で銀行口座を開設した場合、開設から10日以内に管轄の税務当局へ通知を行う必要がありました。(2013年11月6日発行のCircular156/2013/TT-BTC)
でも現状はありません。
それぞれ解説していきます。
STEP1 銀行開設の通知書を準備
まずは、【通知書】の準備ですね。申請書みたいなイメージですかね。
これは、フォーマットあるんですか?
Circular 02/2019/TT-BKHĐTという通達のAppendix を利用します。
このフォームに従って必要な情報を記入します。例えば、
- 会社名
- 税コード
- 社長名
- 住所
- 設立日
- 会計年度
- 従業員の数
- VATの申告方法
- 銀行名、口座名、通貨などです。
サンプル(一部)を添付しておきますね。わかりやすいと思います。
コンサルなどに委任する場合には、【委任状】も作します。
この通知書ですが、社長の署名・会社押印が必要です。
マナボックスベトナムでは、製造会社の経験のある日本会計士およびベトナム歴9年の専門家、10年超、日系企業を200社以上支援してきた日本語がネーティブのベトナム人専門家が、ベトナム法人設立の支援をさせて頂いております。
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STEP2 ウェブにて申請書をアップロード
なるほど。
次は、提出ですね。これは、オンラインでできるんだね。
Yes、
計画投資局のウェブにログインし、上記の通知をアップロードします。委任状がある場合委任状も。
https://dangkykinhdoanh.gov.vn
ウェブのイメージを添付しますね。ウェブに必要な項目を記入し、資料をアップロードします。
STEP3 計画投資局がチェック!
オンラインで提出が終了しましたね。次のステップを教えてください。
計画投資局のウェブにて提出すると、受領の通知がきます。
その後、計画投資局がチェックします。
チェックが終了すると、その結果が、計画投資局からメールで来ますよ。
サンプルの一部を添付しますね。
STEP4 計画投資局へ紙面を提出して完了
計画投資局のチェックが完了しました。その次の手続きは?
その後は、実際に計画投資局の企業登録部に提出します。
ハノイの場所については以下にGoogle mapを貼っておきますね~。
- 【銀行情報の通知書】( Notification about bank account)注:委任状がある場合それも。
- 計画投資局のオンラインよる通知受領書
- 計画投資局のオンラインよる結果
上記を提出してから、2~3日に最終結果を書面で入手できます。この結果はオンラインでも確認できます。
地図16 Cat Linh street, Dong Da district, Ha Noi(ハノイ計画投資局の位置)
ハノイの計画投資局の管轄下である企業登録部の場所以下です。ここに提出しました。
銀行口座の開設した後にこの手続き忘れると大変だね。
はい。とても重要な手続きです。忘れないように気を付けないとですね!