こんにちは、すげのです。
衝撃が走りました。
というのは、つい先日、このようなニュースを見たからです。
以下引用です。
バフェット氏、航空株すべて売却 「世界は変わる」
1~3月期、5兆円の最終赤字著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる米バークシャー・ハザウェイは2日、年次株主総会を開いた。バフェット氏は新型コロナウイルスの感染拡大によって「世界が変わる」として、保有していた米航空株を全て売却したと明かした。数々の危機を乗り越えてきた「投資の神様」は米国の明るい将来を信じつつも、コロナ後の世界を見据えて動き始めている。
引用元:日経新聞 5月3日
航空株全て売却‥‥。しかも、3ヶ月で5兆円です。
この記事のもくじ
バフェット氏、見限る?航空業界の未来はない?
ウォーレン・バフェット氏をご存知でしょうか?
投資の神様
です。
とても有名ですよね。
そのバフェット氏が、保有している航空株式4銘柄を全て売却したというのです。
デルタ航空、アメリカン航空、ユナイテッド航空、サウスウェスト航空の4銘柄全部です。お気に入りの銘柄だったそうです。
このインパクトは凄まじいです。
バフェット氏は、超長期型の投資家というのがポイント
なぜならば、バフェット氏は、超長期で保有するタイプの投資家だからです。
つまり、どういう事か?
長期的に、航空業界は、今までのような業績が望めない。ということが読み取れるのです。
以下引用です。
■航空株すべて売却「乗客戻らない」
バフェット氏は米国経済の明るい将来を信じる一方、冷徹な投資家の顔もみせた。株主総会ではデルタ航空など保有していた米大手エアライン4社の株式をすべて売却したと明かした。エアライン株はバフェット氏の「お気に入り銘柄」として知られていただけに驚きが広がり、株主からの質問も集中した。
このほど売却したのはデルタのほか、アメリカン航空、ユナイテッド航空、サウスウエスト航空の4社。バフェット氏は2月にデルタ株をいったん買い増したことについて「間違いだった」と認めた。「外出制限が人々の行動に与える影響は分からない。3~4年後に、昨年までのように飛行機に乗るようになるのか見通せない」と悲観的な見方を示した
これです。
当初、バフェット氏は、長期的に見れば、なんの問題もない。というどちらかというと強気な姿勢でした。
世界は戻らない。世界は変わる。どんな未来を見てるのか?
繰り返しになりますが、バフェット氏の航空株の売却から読み取れるのは‥
人が、これまでのように移動する時代は長期的に見て終わってしまった。
という考えがある。と推測ができるのです。
物理的に移動する時代が終わった。
それもあって、
「世界が変わった。」
という表現をしているのだと思います。
コロナ後の世界であっても、航空会社にとって安定的に利益をもたらしていたビジネス需要は以前のレベルには戻らなさそうと予想しているのだと推測できます。
飛行機での、移動が減るとはどういうことか?
どういうことでしょう?
・海外旅行
・海外出張
・海外留学
などが、激減するだろうという未来です。
上記の中で、ほとんどが旅行だそうです。なんとなく、感覚とも一致しますよね。
移動が減る。このインパクトを予想し経営に生かす。
これがとても大事です。
なぜならば、我々のビジネスにとても大きなインパクトがあるからです。
私は、今現在、ベトナムでコンサルティングファームの代表をしています。日系企業様を中心にサポートしています。
こういった背景があるので、ベトナム進出企業へのインパクトは、ある程度予想できます。
ネガティブなインパクト
移動によってビジネスを発展させてきた業種は大きな影響があります。
売り上げの減少
・観光業→旅行者が減少します。
・ホテル業→ビジネス出張者が激減します。
・カラオケなどの娯楽→出張車の接待目的が大きな目的の一つでもあるのでこれも減少
・レストランなどの飲食→出張者も減りますし、家族帯同が減ることが予想されます。
このようなインパクトが予想できます。
新しく生まれる、転用されるビジネスが生まれる
しかし、落ち込んでばかりもいられません。
人口が大きく減少する訳ではないので、こういった中、何か生まれるビジネスというのもあるはずです。以下はベトナムに限らず、全体的な話です。
キーワードは、デジタルシフト、オンライン
そして
転用
これです。
新しく生まれるビジネスもあると予想できます。
例えば、
- VRでの旅行(リアルをオンラインで)
- 体験価値を動画化したサービス(現地の人が伝える一次情報のリアル動画)
- 各国の飲食・グルメの宅配(リアルを届ける)
- オンラインでの接待(オンラインキャバクラとかありますよね。)
- オンラインでの教育、コンサルティング支援
- デジタルでの会議がより増える、セミナーも。
こんな妄想です。
また、航空会社の従業員の人が、固定費削減という観点から、雇用されなくなることも予想できます。
キャビンアテンドさんの気配りやおもてなしスキルは、財産ですからこれを利用しない手はありません。
わからないですが、福祉業界などへの転用も考えられます。
これに加えて、移動時間が大きく減るので、その時間をターゲットとしたサービスのニーズも増えるはずです。
具体的には時代が大きくデータ✖︎AIの時代になるので、ITリテラシーの教育など。
大事なのは、失敗を恐れず、仮説して行動すること
これは、私自身への奮起、言い聞かせでもありますが、とにかく、先を予想して、行動することだと思います。
指をくわえて待っていても何も変わりません。
仮説を立てて、行動すること。
これが大事だと思います。
例えば、私であれば、
- ZOOMを利用した付加価値高い支援
- 動画コンテンツの作成
- ブログ
などです。
最後に、私の好きな言葉で締め括ります。
1勝9敗
by 柳井さん
最も強い者が生き残るのではなく、
最も賢い者が生き延びるのでもない。
唯一生き残るのは、変化できる者である。
byダーウィン
いろいろと大きな変化が訪れますが、言い方を変えると、このような激変の時代に生きているなんてとっても幸せなんだと思って、頑張りましょう〜。