この記事はこんな人のために書いています。
  • ベトナム子会社の会計・経理に携わっている。
  • ベトナムで社長をやっている。管理系の職種についている。
  • ベトナムの勘定科目の投資(不動産、子会社投資、関連会社投資)について詳しく知りたい

参考記事:>>【図解あり】ベトナムの勘定科目コードを徹底解説!覚えるための2つのコツと9つの疑問点【保存版】

217、221、222とはどんな勘定科目?

『投資』系の資産です。21台は有形固定資産ですが、投資不動産です。したがって、投資という点で整理しました。

Circular No. 200/2014/TT-BTCでは、上記の科目は、以下のように勘定科目コードが定められています。

勘定コード

英語日本語

217

Investment real property

投資不動産
221

Investment in subsidiaries

子会社投資
222

Investments in joint ventures and associates

関連会社投資

 

217,221,222の具体的な勘定科目の内容は?よくある取引の仕訳のパターンも解説!

投資系である不動産投資、子会社投資、関連会社投資についてさらに深く踏み込んで見ましょう。よりイメージできることが大事です。

なぜならば、財務諸表は、ビジネス活動→取引→仕訳の積み重ねだからです。財務諸表にはあなたの会社のストーリーがつまっています。

参考記事:>>会計とは? 財務諸表が作成され報告される流れを図解で徹底解説!

217は、不動産投資

本来の事業の目的でなく、賃貸などを目的としたり、投資を目的として不動産を取得した場合にはこの勘定を使います。自社で建築した場合も想定しています。売却目的の場合にはこの勘定を利用しません。1557を利用します。

日系企業では実務上頻度は高くありません。

221は、子会社投資

子会社株式等を取得した場合にはこの勘定を使います。株式会社や有限会社など会社の種類は問いません。

表にまとめると以下の通りです。

議決権株式保有

勘定科目

50%以上かつ支配

221

50%未満であっても支配関係

221

50%以上であるが支配の意思なし

12*

子会社への投資の勘定科目221は、投資家が子会社の議決権株式を50%以上保有しており、財務活動や営業活動に重要な影響力を持ち、その活動から経済的利益を得ている場合にのみ計上されます。

親会社が子会社に対する影響力がなくなった場合には、子会社への投資額の減少を計上します。

また、投資家が一時的に子会社の議決権株式の50%以上を保有しているが、投資目的が利益を得るための持分証券の売買(商業目的で保有している投資であり、支配権が一時的なもの)であり、議決権を行使する意思がない場合には、この勘定には計上せず、短期投資資産に計上します。

親会社が子会社の議決権株式を50%未満で保有している場合でも、以下のようなその他の合意があれば、以下の投資は221「子会社への投資」に計上します。

  • 他の投資家が親会社に50%以上の議決権株式を与えることに同意している。
  • 親会社が、合意された規則の下で、財務または経営方針に影響力を持っている。
  • 親会社が取締役会のメンバーの大部分またはそれに相当するメンバーを譲渡または解任する権利を有している。
  • 親会社が取締役会またはそれに準ずる経営層の会議において、議決権の過半数を行使する権利を有していること。

 

222は、関連会社投資

関連会社株式等を取得した場合にはこの勘定を使います。

本勘定は、ジョイントベンチャー(合弁会社)や関連会社に出資した全ての持分に関する取引を計上するために使用されます。

投資は、投資家が直接または間接的に投資先の議決権株式の20%以上50%未満を保有している場合には、この関連会社への投資(222)に分類されます。

ただし、上記に記載の通り、50%未満でも子会社投資に該当する場合があります。

 

投資であるよくある取引は以下です。

  • 投資不動産、子会社投資、関連会社投資を取得した。

本日は、ベトナムの勘定科目である投資不動産、子会社投資、関連会社投資について解説させていただきました。日本の会計基準とほぼ同様ですね。

勘定科目を深く理解すると言うことはとても大事ですよ。なぜならば、財務諸表は、あなたの健康診断書であり、通信簿であるからです。

財務諸表から、ビジネス活動をイメージするとなにか新しい発見があるはずですよ!是非、試してみてください!