こんにちは、ハノイのインドチャイナのスターバックスで、友人から頼まれたベトナム限定のエコバックを探して、結構高めのラテを飲みながらブログを書いている菅野です。

さて、本日は、付加価値について詳しく理解する方法というテーマでお話していきたいと思います。

もしかしたら、付加価値って意識されたことがない人もいるかもしれません。ただ、会社を経営していくうえでこの概念はとっても重要です。

なぜならば、これを理解すれば‥‥。

  • 労働生産性がわかる
  • 損益分岐点がわかる
  • 労働分配率がわわる
  • ビジネスモデルが理解しやすい

などのメリットがあるからです。

図解やストーリーを交えながら、お話していきたいと思います。

動画も撮影しました。

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付加価値とは?言葉で説明すると‥‥。

付加価値を言葉で表すと以下の通りです。

活動を通じて、新たに付け加えられた(新たに生み出された)価値

その企業で新たに造出された価値

ようするにバリューです。顧客に与える価値です。

計算方法で付加価値を理解する!

こちら2つあります。

付加価値を求める2つの計算式

控除法:売り上げから原材料費や外注費(他者が生み出した価値)を差し引いて計算

積み上げ法:企業が生み出した価値である費用や利益など、付加価値を構成する項目(人件費や減価償却費など)を加算して計算する方法

実務的には、控除法を使います。なぜならば、計算が簡単だからです。

付加価値=売上-原材料(仕入)

簡単ですよね。

例えば、コーヒー屋さんで、500円のコーヒーを購入したとして、原材料が100円であれば、400が付加価値となります。

積み上げ法は、その名の通り、お客様に与えた価値を積み上げて計算する方法です。計算式は一般的に以下の式で算出されます。

付加価値=経常利益+人件費+賃借料+減価償却費+金融費用+租税公課

図解で付加価値を理解する

以下のようになります。

ストーリーで付加価値を理解する

次に、ストーリーで付加価値の理解を深めましょう。

ドトールと銀座ルノアールの例を使って理解したいと思います。

あなたも利用したことありますよね。

どちらがコーヒーの金額が高いか?

ドトールのコーヒーは、200円代から300円代です。一方、銀座ルノアールは、530円〜です。

それでは、両者のコーヒー屋さんについての特徴を整理してみましょう。

お客様へ、何を届けるか?

上記のコーヒー屋さんの店舗の様子を思い描いてください。

ドトールは、背もたれがなかったり、テーブルのスペースがやや小さめですね。一方、ルノアールは高級感のある椅子やテーブルであり、お客様はゆっくり過ごすことができます。

私も、大事なビジネスのゆっくりとした話をしたい場合については、よく銀座ルノアールを使っていました。それこそ、お客様とお話することもありました。

つまり、ドトールとルノアールのお客様の滞在時間を比較すると、ルノアールのが長いということが予想できます。回転率が高い、低いなんて言い方もします。

この場合、コーヒーいっぱいあたりの付加価値が高いのはどちらでしょうか?

上記で販売金額も記載した通り、ルノアールですよね。

実際に損益計算書を見てみると、ドトールの原価率が39%程度なのに対して、ルノアールは12%程度なのです。

つまり、ルノアールは、お客様への空間とここちいい時間という価値を提供しているといえます。

このバリュー!です。

これには、従業員への教育コスト、場所のコスト(机、椅子、建物の減価償却費)、これまで積み上げきたブランディングも含まれているといっていいでしょう。

「なんか、これ好きなんだよね。いけてるから。落ち着くし。」みたいな感じです。

最近の言い方でいうと、ストーリーを売っているとも言えますね。

ブランディングとの関係 なぜ、スタバは、高いのにいってしまうのか?私はなぜ、マザーハウスのバックを買ったのか?

また、スターバックスのケースでも理解を深めましょう。わかりやすいと思います。

「ベトナムのハイランドのコーヒーよりもスターバックスのコーヒーを選ぶという人は、なぜ数百円も余分にお金を出してコーヒーを飲むのでしょう?」

200円程度も余分に出してもいいよって思う「心理」のことです。

その理由は、

  • 「スターバックスのコーヒーを飲んでいると優越感にひたれる」
  • 「めっちゃお洒落やで!」
  • 「スターバックスの店員はなんだかしゃれてるしでしかも親切だし英語も美味いから」

など、さまざまな考えがあると思います。

スターバックスを選んだ人にとっては、スターバックスというブランドが付いているだけで、数百円高くはらってもいいや!って感じるのです。

もちろん、個人差はありますが、お客さんは、優越感に浸ったり、雰囲気を味わったりするという「価値」に対して100円余分に払っているのです。

他の事例も紹介します。

例えば、私は、マザーハウスというブランドのバックを2016年い50,000円程度で購入しました。独立した時に、「絶対やるぞ!」って思いで購入したバックです。

これをベトナムのスタッフに言うと不思議がられます。同じ機能をもった革製のバックを3千円程度買えるからです。

なんで、五万円も!出すの?って。

でも、私がなぜそのバックを購入したか?機能性はもちろん、それは、デザイナーの山口絵理子さんのファンだったからです。この会社のストーリーのファンになってしまったからです。

ベトナムで独立する背中を押してくれた存在でもあります。あ、書籍ですけどね。

でも、有楽町までサインももらいに行きました!

ちょっと専門用語になりますが、この余分に支払っているブランドによってつくられた「価値」の部分が、ブランドの“プレミアム”部分になります。

つまり。「この『価値』に対してなら多く払っていいという金額」のことを、価格プレミアムと呼ばれています。

これも付加価値に含まれていますよね。付加価値には利益も含まれていました。

あなたの会社にもあてはめてみてください。

日々の活動を思いだしてみましょう。

  • 朝礼
  • 企業理念作り
  • マーケティング、営業活動
  • Youtube 活動
  • 製造への指示、製造活動
  • 設備投資
  • 商品開発
  • 研修・勉強会
  • 従業員の満足度をあげるための福利厚生

などなど‥‥。いろいろありますよね。

これらの会社の活動と今日お話する付加価値は関連してきますよ。

なぜなら、これらの活動(積み上げ)を通じて、価値を生み出して、最終的にお客様に購入してもらうからです。

100で仕入れした。→価値をつけていく。→200円?500円?で販売

つまり、あなたが普段を行っていることは、本来「価値を加える」ことに関連しているのです。

価値を加えるために、

・人を雇う(人件費)

・設備を買う(減価償却費)

・場所を提供する(賃料)

などの経済活動を実施しているのです。

うん?

そうすると、一見、無味乾燥な計算式とリンクしてきませんか?

付加価値=経常利益+人件費+賃借料+減価償却費+金融費用+租税公課

リンクしてきますよね!これが大事です。

ポイントは、付加価値には、顧客が感じてくれる価値が含まれているということです。

そして、最終的にお客様があなたに払う金額は、販売価格です。そして、この値決めは、重要な事項です。

参考記事:製造、生産だけ?「値決め」は社長が決める重要な仕事 【社長の仕事】

例えば、弊社マナボックスであれば以下の活動です。

  • 財務諸表をレビューする
  • 税務申告をコンサルティングする
  • ビジネスの質問に答える
  • 社内教育をする
  • お客様の代わりにマーケティングする
  • ニュース(会計・税務)を配信する
  • セミナーを実施する
  • 動画を提供する
  • 実務に役立つコンテンツを作成して届ける

付加価値がわかると、財務分析に使える その3つとは?

この付加価値が算出できると、いろんな財務分析に利用できます。

3つ紹介しますね。

付加価値と関係する実務で使える財務分析

・損益分岐点売上 
・労働生産性
・労働分配率

この3つについては是非おさえておいてください!

本日は、付加価値について解説させて頂きました。

付加価値とは、あなたとあなたのスタッフと一緒に頑張って、積み上げしたきた価値です。

あっ、ハノイのインドチャイナの一階には、ハイランドコーヒーとスタバがあるんですが、私はスタバをいつも選んでますね。それは、価値を感じてるからでした。

こう思うと身近に感じますし、この付加価値を大きくしなきゃと思いますよね。

是非、意識してみてください!