みなさん、こんにちは、マナボックスの菅野です。

今回で、第52回目です!

ベトナム語を勉強して約3ヶ月くらい経過しました。最近の習慣として、スタッフにベトナム語で話かけることです。そうすると、現場の雰囲気が和むんです〜。おすすめです。

記事作成者は、Nhungさん(日本語1級✖︎簿記3級、神戸大学の留学経験あり!)です!

ベトナム女子大学生と一緒に考えるベトナムのニュースの解説コーナーです。学んで行きましょう!

本日のテーマは、「小学校4年の学歴のトゥロー氏は水面を「泳ぐ」耕運機を製造 」です。

Nhung さん
Nhung さん
こんにちは、Nhungです!

小学校4年の学歴のトゥロー氏は水面を「泳ぐ」耕運機を製造

Nhung さん
Nhung さん
今回はこちらを選んで翻訳し、解説しました。3月3日のニュースです

>>小学校4年の学歴のトゥロー氏は水面を「泳ぐ」耕運機を製造

学歴が小学校4年に留まるにも関わらず、トゥロー(Tu Ro)氏は重量がわずか100kgで操作が簡単な耕運機を研究し、製造した。特に、この耕運機は水上を「泳ぐ」ことができ、海老養殖・稲作地域の農家の土地改良作業を簡単にさせている。

 

「トゥロー耕運機」の開発ストーリー

 

グエン・ヴァン・ロー(トゥロー)さん(57歳)は、カマウ省・カイヌオク県・ドンフン村・ジャグーにある農家に生まれた。 小学校4年生しかまで勉強しなかったが、とても鋭敏だったので、自分で研究し機械を修理することで生計を立てている。それから地元の建設協同組合の理事も務めた。約60%の人口がエビ養殖をしているカマウ省の多くの場所を訪れた後、汚染された環境が養殖を困難にしているという地元の人々の苦情を聞いて、トゥロー氏は機械の研究・製造に取り組み始めた。

 

研究の当初、2014年の終わりに、Tu Ro氏は、工業用エビの池の底を改良するための最初の耕運機を誕生させた。他の一般の機械よりはるかに小さかったが、工業用エビ養殖業者は池を化学物質で改良することに慣れていたため、トゥロー氏の機械に無関心だった。

 

躊躇することなく、トゥロー氏は、広大な規模のエビ養殖と稲作地域に適した耕運機の製造を決意した。この農業モデルは溝が多く、地面が柔らかいという特徴があるため、トゥロー氏はディーゼルエンジンをガソリンエンジンに変更し軽量化した。また、自分で比率を計算し、水上を浮かせるためにタイヤにドラムバレルを追加した。 「すべての詳細を計算する必要があり、組み立てたそばから問題が起こり、また分解し、何度も何度も繰り返した後、やめたい時もありました。でも、ただ人を助けたいという思いで、続けることができました」-トゥローさんが述べた。

 

何度も組み立て、分解し、調整を重ねた結果、ついに重量180kgの「トゥロー耕運機」が誕生した。これは他の機械と同じ機能を持っているが、よりコンパクトで、柔らかく泥だらけの地面を走ることができ、さらに水上を「泳ぐ」ことさえできる。

 

これからも、農家のために研究開発し続ける



2015-2016年の第3回カマウ省・技術革新コンテストで3位を獲得して以来、トゥロー氏耕運機は多くの人に注目され、購入され始めた。現場での実際の操業を通じて、また購入者の意見を受け入れ、製品をますます調整してきた。

 

調整した後、トゥロー耕運機は重量がわずか約100kgで、カマウ省の人だけでなく、バ​​クリュウ省、ソクチャン省、キエンザン省などのエビ養殖・稲作地域の農家にも購入されるようになった 。カイヌオク県・ドントイ村・バオトロン在住のフイン・ズン・ティエン氏は、次のように述べた。「これまで、私たちは畑の地面を耕し、改良したかったのですが、耕運機が大きいので地面が沈下してしまっています。でもコンパクトで、軽量で、使いやすいトゥローさんの耕運機が助かりました。畑の地面をひっくり返して土を乾かすことができ、お米がたくさん収穫できます。稲作がよければ、エビ養殖も成功するでしょう」。

 

この耕運機はトゥロー氏に「農家の夢の耕運機」と名付けられた。第4回カマウ省技術革新コンテスト2018-2019で、彼は最優勝を受賞し、また国家知識産権局に「効果的策の専有製品」を認められた。これらの名誉は、トゥロー氏の農民を助けるための仕事により動機づけている。 トゥロー氏は、今年、野菜の栽培者が土壌をより簡単に改良できるような耕運機を研究する予定があると述べた。 「機械は作ることができたとしても、問題は消費者の手に届く方法です。多くの方が注文してくださったのですが、私は十分な資本を持っていないので注文を承ることができません。」とトゥロー氏が語った。

ベトナムの農業の将来性

菅野 智洋 会計士  
菅野 智洋 会計士  

今日は、ベトナムの農業の機械のお話しですね。しかもDIY精神のお話し!

トゥロー氏の耕運機」の開発とこれからのベトナムの農業

Nhung さん

ベトナムの農業はまだ古く、機械を導入されていない作業がまだ多く残っています。しかし、トゥローさんのような人の取り組みはベトナム農業そのものに貢献しています。尊敬できる人です。

しかし、個人の努力だけでは農業の成長につながりますが、まだ足りないのではないか、もっと国か企業からの協力が必要なのではないかと思います。

菅野 智洋 会計士  
菅野 智洋 会計士  

確かに個人ですと、限界がありますよね。なにかしら支援があれば、よりいい機械ができると思います。