こんにちは。マナボックス による法令ニュースです。

本日のテーマは『付加価値税(VAT)の還付が迅速になるのか?』というテーマでお伝えします。

あなたがもし付加価値税(VAT)の還付でストレスを感じているのであれば、お役に立てますよ。

ベトナムの首相が付加価値税(VAT)還付処理の強化を指示

2023年5月26日付けの第470号/CĐ-TTgにより、政府の首相は

「財務省は直ぐに税務総局を検査及び評価し、税務総局に対し、遅滞なく、国民や企業向けのVAT還付申請書類を迅速かつタイムリーかつ効果的に指導することを督促する必要だ」

という指示を出しました。

この指示に従って実施するために、2023年5月26日に

  • 財務省はオフィシャルレター第5427号/BTC-VP
  • 税務総局は付加価値税還付関連のオフィスレター第2099号/TCT-KK

を発行し、法律の規定に従って正しい対象者にVAT還付申請書類の処理を促進し、ガイダンスのある企業への指示を出し、適格な還付申請書類に対するVAT還付を行うことを強化します。

財務省(MOF)が発行した「5427/BTC-VP号」は、以下のような役割を果たしています。

この公文書は、税務総局長への財務大臣の指示を伝えるもので、省と直轄市の税務部署が付加価値税(VAT)の返還手続きを適切な対象者に対し、法律の規定に従って迅速に決定し解決するようにとの内容です。また、各部署に対して、法律の規定に従った税金返還が適用される返還申請書についてのガイダンスを提供し、VATを返還するように直ちに指導するよう求めています。

要するに財務省(MOF)から税務当局への依頼ですね。以下のような関係になるでしょう。

なお、「第470号/CĐ-TTg」では、ベトナム首相は各省の大臣、省レベルの機関の長、政府直属の機関の長、および各省及び直轄市の人民委員会の議長に対して、以下のタスクに重点を置いて指導を行うことを求めています。

ここから今ベトナムがどんなふうに感じているか? 理解できますよね。このうち今日は3の付加価値税の点です。この背景として付加価値税の還付に時間がかかりすぎているといった点があったのでしょう。

ベトナム首相は、以下の5つの主要なタスクについて指導を行うよう求めています。

  1. 【FTA強化】米国、EU、日本、韓国などの伝統的な大市場での経済的な衰退と困難に対応するため、産業貿易省は外務省や関連部門と共に自由貿易協定(FTA)の効果的な実施を主導するよう指示しています。

  2. 【利率の引き下げ】ベトナム国家銀行に対し、融資利率の引き下げと資金へのアクセスの困難さの解消を図るための追加的な措置をとるよう要請しています。

  3. 【VAT還付】財務省に対し、税務総局が付加価値税の返還申請の審査と適用を迅速、効果的、タイムリーにガイドするように緊急に要請しています。また、税金、料金、費用、土地賃料の延長、免除、削減に関する政策を効果的に実施し、余裕があれば続けて政策を提案することも指示しています。

  4. 【デジタル化】各省の大臣、省レベルの機関の長、政府直属の機関、各省及び直轄市の人民委員会の議長に対して、不必要な行政手続きを削減し、デジタル変換の適用を積極的に実施し、人々とビジネスに対するサービスの提供を迅速かつ効果的に行うことを求めています。

  5. 【モニタリング】大臣、政府事務局長に対し、上記の各タスクを厳密に監視し、実施の促進を行い、その結果を首相に報告するよう求めています。これは、首相がより効果的に指導と管理を続けるためのものです。

 

ベトナム税務総局が発行したオフィシャルレター2099/TCT-KKの内容

2023年5月26日、ベトナム税務総局は公文書2099/TCT-KKを発行し、各省の税務局長および中央直轄市の税務局長に対し、付加価値税の返金に関する首相および財務大臣の指示を実行するよう指導しました。

税務総局は、ベトナムの人々およびベトナム企業のための付加価値税(VAT)の返金の実施を以下のように指導しています。これは、還付が遅延している税金返還の決定を迅速に解決するための首相の公文書470/CD-TTgと財務省の公文書5427/BTC-VPの指示を効果的に実施するためのものですね。

以下の内容を緊急に実行するよう、各省および中央直轄市の税務局に要請しています。結構厳しいですね。ベトナム本気です!

  1. 税務局長の責任: 局長は付加価値税返還の遅延処理に対する全責任を持つ。組織の税金返還を法律に従い適切に指導する。
  2. 税金返還の決定の迅速化: 付加価値税返還手続きが遅れている場合、税金返還の決定を迅速に出すこと。規定の期間内に税金返還の手続きを行うことを保証する。

  3. 法律違反の通知: 返還申請が法律違反の兆候を示す場合、調査機関に移管し、税金納付者に通知し、法律に従って処理する。

  4. 問題解決のための対話: 付加価値税返還手続きに問題がある場合、直ちに関連企業と対話を開始し、問題を明らかにし、税務総局に報告する。

  5. 遅延処理の申請受付: 遅延処理のある税金返還申請を適切に受け取り、申請が受け付けられない理由を納税者に明確に通知する。

  6. 税金申告の見直し: 付加価値税返還の遅延がある企業の税金申告を緊急に見直し、税金返還の準備と手続きに関する方針を強く宣伝する。

  7. 返金検査の強化: 返金された税額の検査と調査を強化し、違法な請求書の使用や違法な利益搾取を早期に発見し、国家予算を適切に処理する。

  8. 納税者へのガイダンス: 管轄地域の納税者が延期、免除、削減の政策を迅速に理解し実施できるように、税務局長は宣伝部門を指導して活動を推進する。

マナボックスベトナムではベトナム付加価値税(VAT)の還付支援もしています。以下より問い合わせください。

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    本日のまとめ

    今日は「ベトナム付加価値税の還付の強化」についてお伝えしました。首相からの命令の5つのタスクのうちの1つがVAT還付の迅速化でした。この目的を達成するためにMOF及びGDTが具体的な通達を作成しました。

    • 税務当局の責任強化や還付の迅速化の手続き、還付に関するガイダンスの発行などです。

    VAT還付で悩んでいる日系企業は多くいるので、影響が大きいトピックです。是非参考にしてください。