みなさん、こんにちは!マナボックスの菅野です。
- ベトナム子会社の会計・経理に携わっている。
- ベトナムで社長をやっている。管理系の職種についている。
- ベトナムの勘定科目の「法人税等」について詳しく知りたい。
参考記事:>>【図解あり】ベトナムの勘定科目コードを徹底解説!覚えるための2つのコツと9つの疑問点【保存版】
821とはどんな勘定科目?よくある取引とは?
「法人税」等です。
Circular No. 200/2014/TT-BTCでは、上記の科目は、以下のように勘定科目コードが定められています。2つありますね。
勘定コード | 英語 | 日本語 | |
821 | Corporate income tax expenses | 法人税 | |
8211 | Current tax expenses | 当期法人税 | |
8212 | Income taxes – deferred | 法人税等調整額 |
- 法人税:有限会社などの法人が得た各事業年度に所得にかかる税金。税務上の利益に、原則として20%を乗じた金額。
- 法人税等調整額:法人税等調整額は「税効果会計」に従って発生。会計と税務の違いを調整する勘定
上記の法人税は、わかりやすいですよね。もし、あなたの会社が利益であれば、ベトナムに税金を収める必要があります。もう少し突っ込むと、税務上の利益と言うのが正しいです。なぜならば、すべての費用が、税務上の費用である損金になるとは限らないからです。例えば、ホアドン(レッドインボイス)がない費用は、損金となりません。
法人税等調整額は、ちょっと難しい話になるので今回の記事では、省略しますね。
四半期に納税をした場合や、確定申告で法人税を計算した場合ですね。
>>ベトナムの勘定科目333(未払税金 )について徹底解説!【勘定科目解説シリーズ】
本日は、ベトナムの勘定科目である821の法人税等について解説させていただきました。
勘定科目を深く理解することはとても大事ですよ。なぜならば、財務諸表は、あなたの健康診断書であり、通信簿であるからです。
財務諸表から、ビジネス活動をイメージするとなにか新しい発見があります。是非、試してみてください。