こんにちは、マナボックスの菅野です。
- ベトナムに現地法人があり、税務で電子申告・納税をしたい。
- そのための手続きを知りたい。
- 電子申告するための登録の大まかの流れを知りたい。
この疑問を解決していきます。
ベトナムで、会社が税務申告・納税する場合には、電子申告が一般的です。したがって、通常、設立後にこの手続きを実施することになります。
本日は、マナボックスで、会計・税務のコンサルティング支援の責任者である、Thu さんに質問していきたいと思います。
この記事のもくじ
ベトナム電子申告・納税を登録するための大きな流れ
ベトナムにおける税務の電子申告・納税するための登録手続きについて教えてください。
まずは概要ですね。
了解です。
ベトナムでは、最近、電子納税申告システム「eTax」も導入されたばかりですしね。日系企業のような外資系企業であれば、電子申告を利用しているのがほとんどですよ。
シンプルに、抽象的に説明すると以下です。
- トークンを買う。
- 税務ウェブに登録する。
でも、もう少し具体的に教えて……。
そうですね。
ステップは3つです。
STEP1:電子トークンを購入する。
STEP2:“申告”するための税務ウェブサイトに登録する。
STEP3:“支払い”を可能とするために税務ウェブサイトに登録する。
それぞれ、もう少し細かく見てみましょう!
STEP1:電子トークンを購入する
これは、専門の業者からから購入します。
FPT、Viettelなどが有名ですね。
期間によって値段が違いますが、そんな高くないです。100USD~200USDが目安です。
会社設立後に購入するケースがほとんどです。電子トークンのイメージは以下を見て。
STEP2:“申告”するための税務ウェブサイトに登録する
次のステップは?
次からは、電子申告を可能とするための手続きです。
税務ウェブサイトから、電子トークンのコードの登録手続きを実施します。
電子トークンは、署名と同様の意味合いを持つため大事ですね。
簡単にウェブのイメージを見てみましょう。
STEP3:“支払い”するための税務ウェブサイトに登録する
この時点では、社長による紙ベースの署名などないんですね。
次は、“納税”するための登録手続きです。
細分化すると、以下のようになります。
入力する情報は以下のような情報です。
あと、銀行に提出する、申込書のサンプルを貼っておきますね。
【銀行へ提出する申込書】
日本もe-Taxっていう電子申告の利用を推奨しています。個人事業主も含めて。
まだまだ100%じゃないけど、進んでるみたい。
Thuさん、最後に簡単にまとめてもらっていいですか?
ベトナムでは税務(CIT,VAT,PIT,FCT)申告が電子でできる。
そのためには、以下が必要
・電子トークン
・税務ウェブサイトへ登録(申告及び納税(支払い)
・支払いの場合の登録は、銀行へ紙面の提出も必要。