こんにちは、マナボックスの菅野(すげの)です。

12月が終わり、ベトナムで駐在者様の確定申告の時、

個人所得税の支払いが突然、増えてしまう!

なんて経験はありませんか?

 

あなたがベトナムに駐在しており、

給与を

●日本円でも、

●ベトナムドンでも

もらっているという場合には、もしかしたらあるかもしれません。

本日は、なぜ、そのようなサプライズが起きてしまうのか?

を説明していきたいと思います。

これを理解して頂ければ、心配な資金繰りも予想できます。また、PLインパクトも予想できますよね。

あっ!全然資金が足りなくなった。

年度末に利益額大きく減ってヤバい!なんてことも防止できますよ。

ベトナム個人所得税の納税と申告について

ベトナムドンでの給与と日本円でもらっている場合、

1)ベトナムの給与所得については、雇用者である給与支払い者が管轄税務当局に申告、及び納税します。

2)また、ベトナム以外からの給与所得、つまり日本の給与がある場合にも、四半期ごとに申告し納税する必要があります。

つまり、ベトナム給与と日本所得の申告と納税はそれぞれ別々に行なわれているのですね。

申告と納付についてベトナムと日本給与、それぞれ別にあるということです。

ベトナム法律上、これで問題ありません。

そして、海外からの所得がある場合には、いわゆる「確定申告」が義務化されています。

確定申告は基本的には、個人で実施します。

しかしながら、実際問題、個人ではできないケースがほとんどですよね。

そのため、実務上は会計事務所が代行しているのではないかと思います。

あなたの会社も会計事務所にお願いしているのではないでしょうか?

別々に納税しているから確定申告時にサプライスが起きる

 

なぜ、確定申告時にサプライズが起きるか?

その答えは、、、。

●ベトナム所得および日本所得を別々に申告・納税しているから

●累進課税だから

です。

ご存知のように、ベトナムでも個人所得は累進課税です。

つまり、給与金額が高い部分ほど税率が高くなっていきます。

まだ、よくわかりませんよね。

それでは、具体的な数値で違い生じる様子を見ていきましょう。

以下をご覧ください。

前提条件は、理解のためにかなり簡単にしていますのでご了承ください。

 

どうでしょう?別々の場合については1,000にのみ30%でした。しかし、合算だと1,500に対して30%が課されます。

合算した時のほうが別々に申告する場合と比較して税額が増えてしまっていますよね。

 

つぎはイメージで理解していきましょう。

グラフは給与です。給与があがるたびに税率があがっていることがわかりますね。

ちなみに海外駐在員、グロスアップの仕組みに所得税の税率について記事にしています。

なんとなく、イメージできたのではないでしょうか?

合算するから、高い税率が適用されるまでの金額が早くきてしまうのですね。

サプライズを避ける方法

こんなサプライズ避けたいですよね。

避ける方法には二つあります。

まず一つ目は、

あらかじめ、年度末に支払いが増えるであろう金額を予想しておく。

それを、利益計画や資金繰りに考慮しておく。

ということです。

こうすれば、予め予想しているわけですからサプライズはないですよね。

二つ目は、合算ベースの税額を予想して、期中において予め支払ってしまうということです。

そうすれば、支払い済みなので確定申告時に大きなサプライズは起きません。

 

私が社長なら、、、。

前者を選択しますね。

資金繰り的には「入金は早く、支払いは遅く」が鉄則だからです。

もちろん、会社の状況によります。資金に余裕があり、適正な損益計算、支出を平準化したいという場合には、後者を選択するでしょう。

個人所得税のサプライズの要因について理解頂けましたでしょうか?

あなたの会社がベトナム個人所得税の仕組みを理解することにより、いらないサプライズを回避できることを祈っています。

 

 

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