「The UPDATE(アップデート)」という番組をご存知ですか?

ユーザベースグループの株式会社NewsPicks Studiosは、Twitter Japanと連携したライブ経済情報番組です。

最近は、NewsPicksから情報をインプットする量が増えました。とても有用な情報を配信しています。

その中でも、5月7日の『The UPDATE』「日本は移民を受け入れるべきか?」をテーマとした番組が興味深かったので、共有したいと思います。

①日本への移民、、、。

②ベトナム、、、。

というのが主要なテーマの一部でどちらも私との関連度が、とても高かったからです。

少子高齢化の影響で若者が減少する中、日本政府は、外国人の人材受け入れ拡大を提唱。一方で、日本で働く移民からは、低賃金労働など不当な扱いを受けているという訴えも。日本は移民を受け入れる準備はできているのか。移民政策について知見のあるゲストに加え、福島外国人実習生・留学生支援ネットワークの岡部文吾さんをお呼びし、移民政策の今後について議論します。

日本の移民についての基礎知識のおさらい

まずは、移民の基礎知識を数値を交えながら簡単にまとめます。私も知らないことが結構ありました。

1)日本は世界4位の移民大国 、外国人労働者146万人?

2)国別でみると中国、しかし伸び率でみると? ベトナムがダントツ

 

3)職種は、製造業、小売・飲食・宿泊が多い。

 

4)どんなステータスで日本にくるのか?

技能実習生と資格外活動がダントツ。資格外活動というのは、大学生の事。

5)技能実習生制度とは?

 

6) ベトナムからの留学生も増え続ける。実際に起きている問題点

留学生が増加してる。しかし、偽装留学生という問題。借金返済のためバイトを強いられ、稼いだお金を日本語学校が吸い上げるという問題も起きている。

 

 

人別での意見のまとめ

4人のスピーカー別に意見をまとめてみました。

①岡部文吾氏

 

(「福島県外国人実習生・留学生支援ネットワーク代」表 ベトナム生まれ。訪日29年目。8歳で難民として来日。2017年、外国人実習生が低賃金などで苦しむ姿を目の当たりにし、支援ネットワークを設立。)

 

必要不可欠である。

理由:貧しいベトナムを救う国策だから。たとえ中間業者に100万円程度の借金をしても、3年で返済して200万円をベトナムに持って帰ればハッピーなんだから。ベトナム人の賃金水準はまだまだ低い。その人達を救う方法の一つである。実際に日本に来ているベトナム人で借金が苦だと考えている人にあったことはない。納得して日本に来ているはず。

ベトナムの若者がすべて大学にいけると思っているのか?優秀な人、大学卒業の人がむしろ日本を選んでくるのか?

②楠木健氏

 

一橋大学大学院国際企業企業戦略研究家教授。一橋大学商学部助教授及び同イノベーション研究センター助教授などを経て、2010年より現職。著書に「ストーリーとしての競争戦略」など

 

愚問なのでYes but noとしか答えられない。

理由:キャリアアップという視点がない。なにかの能力があって、キャリアを開発するための1つの手段しての移民の受け入れは賛成。しかし、安価な単純労働力として、今のような制度で受け入れるというだけの目的の移民政策は反対だ。

移民の目的が、大事。

日本の国益を考えるとマイナスのみ。なぜなら、経営に対して3つの規律が働くなるから。1)競争市場2)資本市場という規律。ROI。3)労働市場という規律。いい人を採用。特に3が機能しなくなる。

特に、労働市場の規律という点に着目しないといけない。人手不足というのは、戦後の最大のチャンス。つまり、経営の質を上げるチャンスである。

この点で、今のような「安価な労働力」という目的だけで、移民を受け入れるのは、労働市場の規律を緩めてしまう。

本来であれば、存続してはいけないレベルの経営にとどまっている。なくなった方がいい事業、倒産した方がいい会社が存続しているにすぎない。意味のない延命をしているにすぎない。

例えば、石器時代。石器時代は、石がなくなったから、石器時代が終わったのではない。より良い技術が開発されたから。

人口減少の時代に安価な労働力に頼るのは、経営の無能をさらけ出しているようなもの。テクノロジーで代替させていくべき。今のままではそこへの投資も消極的になる。

日本で、借金返して、お金貯めて、それで以上!って帰国するだけでは意味がない。自分のキャリアの一部として日本での就職を考えてくれる人を受け入れるべき。

単純労働は、キャリアの入り口であって、その後、長期のキャリア開発がある。それは日本人だって同じ。今の制度の技能実習制度には、それがない。

③柴咲洋平氏

 

(フォースバレー・コンシェルジュ 代表取締役社長。上智大学卒業後、ソニー株式会社に入社。2007年ソニー株式会社退社後、フォースバレー・コンシェルジュ株式会社設立)

 

△「移民」の必要は無い。but Valueのある人材は、積極的に受け入れるべき

日本の国力を上げるための優秀な人材の受け入れを反対する必要があるのか?バリューの高い人財は、日本に積極的に受け入れるべき。

日本は世界中(特にアジア)の優秀なホワイトカラーの人材を獲得するチャンス。例えばラグビーの日本代表。いろんな国籍の方を集めて強化していった。

世界の移民は2.6億人 1.6億人は労働者。この人達は、単純労働者。単純労働者は基本ブローカーを通している。

どういった人材を日本に受け入れるべきか?を戦略的に考えるべき。若い人はどんどん減っていく。例えば、日本はITを生み出すスペシャリストを生み出す教育環境が弱い。ここは世界から優秀な人を獲得必要。この時に日本より給与水準が高い国からはこない。どこを狙うか?一人あたりGDPが日本の10分の1以下の国をねらうべき。一人あたり初任給とGDPは比例する。例えば、ベトナムの一人当たりGDPは2000$強。日本は、38,000$程度。 約20分の1程度。

IT人材は、その国でも給与水準は、高いが、それでも日本に来れば、給与水準が上がる可能性がある。世界中の優秀な人材を獲得するチャンス。

日本は、アジアからまだまだ人気。日本は魅力的か?

移住したい国のトップ4か国は、1アメリカ、2オーストラリア、3イギリス、4カナダ。しかし、カナダ以外は、ホワイトカラーには、就労ビザがほとんど出ない。

世界を見ても、世界中からホワイトカラーの外国人労働者を積極的に受け入れているのは、カナダと日本しかない。

しかも、受け入れでぶっちぎりで増えてるのは日本。

中国人は、もうすでに日本で働くインセンティブはない。経済成長を見ながら戦略的に人材を獲得する必要がある。

大事なポイントは、安価かどうか?ではなくて単純労働を受け入れるか?どうか。という視点が大事。ネパールなどの国からすれば、日本の時給は高いから。魅力的。

その国の教育水準を低い人を大量に受け入れるのか?大卒を出てそれなりに専門性がある人を受け入れるのか?で変わってくる。

後者の人を受け入れて、日本で最初は単純労働でも、頑張ってもらってそこからステップアップしてもらうのかっていうので、全然違う日本の未来が待っている。

アジアの1億人の大学生がいる。そのうち5,600万人が東南アジアと南西アジアにいます。このうち5,000万人は一人当たりのGDPが日本の10分の1である。ベトナムの大学生みんながくるとは思わない。それでも、ベトナムの大学生にとって日本は経済的に魅力的。

④毛受敏浩氏

 

公益財団法人日本国際交流センター執行理事。兵庫県庁に勤務し、現在は日本国際交流センター執行理事。外国人定住政策の専門家。著書に「人口激減ー移民は日本に必要である。」(新潮新書)など多数。

不可避

理由:1人口減少の影響が大きいため。2030年には、1300万人減る。日本の社会がもたなくなる。

2移民政策をとらないと、移民問題が起こる。人口減少のなかほっておいても、移民は増える。不法滞在など。しっかりした制度を作らないと大変な問題が生じる。

今の日本は、技能実習生がいないと成り立たない。この人(技能実習生)は最低賃金で雇用できる。これに依存する社会はよくない。どっぷりつかると抜け出せない。

日本は現場労働のところで人手不足。ここには外国人の大学卒業生はなかなかこない。高校卒業、専門学校卒業の人に来てもらうのが大半。その中で頑張った人には残ってもらうという制度をつくらないといけない。

「ふたつの日本 移民国家の建前と現実」の著者 望月雄大さんの考え

「スキルワーカーだけを受け入れる必要はない。」

「最初は、低賃金であってもしっかり上にのぼっていける道筋を準備」

 

The updateのまとめと意見

意見も含めて私なりにまとめたいと思います。

●安価で単純作業の労働力だけの目的の移民政策では問題がある。

●優秀な外国人は受け入れるべき。最初は、単純労働でも構わない。しかし、そこから這い上がれるルート、仕組みを作り、頑張った人が評価される社会じゃないと国策として失敗する。

●ホワイトカラーの労働力の受け入れは、現状では、カナダと日本が、採用にポジティブ。先進国では、この2つの国だけ。伸び率でいうと日本がダントツで1位。これは、チャンス。

(あとは、数値とデータをきちんと使って話していた柴田さんの主張が納得感、説得力が大きかったです。数値を使う大事さを再認識しました。)

日本は、失われた20年という厳しい時代を過ごしました。なんとかこの低迷を脱っして再成長するために、移民、外国の方はとても重要になると言われています。日本でビジネスしようが、海外で働いていようが外国人の方と一緒に働くというのがもっと当たり前の時代になります。

私自身、海外歴がもう7年目になります。

そして、今のベトナムでの会社のビジョンは、

  • 「日系企業を経営管理を通じて幸せにする。」
  • 「ベトナム人コンサルタントのスキル向上を通じて幸せにする。」

という2つ視点が含まれています。

今回の移民は受け入れるべきか?というテーマは、この点ともリンクしました。

ベトナムで社長されている方も、マネジメントについては日々苦労していると思います。とても理解できます。

ベトナム人スタッフを単純労働としての役割のみだけでなくチャンスを与え長期的な将来のスキルアップを考える。そうするだけで、もしかしたら、あなたの会社にいい事があるかもしれませんね。

 

 

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