こんにちは、公認会計士のすげのです。
会計事務所のマニュアルを作成するときにどのレベルで作成していいか?という悩みはありませんか?
例えば、法人税の申告書のマニュアルを作れ!って言っても…。これには、申告書の種類とか計算とかいろいろあるし。壮大なマニュアルになりそうだな…。
もし、あなたが、このような悩みがあるならお役にたてます。
タスクには【埋めるタイプ】と【計算タイプ】がある
会計事務所のような業種の場合に、業務を整理すると、大きく以下の2つに分類されます。
埋めるタイプ
計算するタイプ
例えば、会計業務の重要な作業として、
「申告書を作成し、申告する」
ということがあります。個人所得税・付加価値税・法人税などです。これらを作成するためには定められたフォームに必要な情報を入力する必要があります。
例えば、会社の名前、住所、税番号などです。仕訳業務もこの埋めるタイプに当てはまります。なぜならば、必要な情報(請求書)を入手して、フォーム(借方、貸方、適用欄)に埋めるからです。
一方で、「計算するタイプ」の作業もあります。例えば、個人所得税の計算、付加価値税の計算、法人税の計算などです。
こちらのほうは、いわゆる専門的な知識を要します。複雑な計算があり、それを確認しながら実施する必要があるからです。専門性はこちらのほうが高いです。
マニュアルはわける。そして、「計算タイプ」はサンプルのシートを作成して残しておく
上記で示したように、「申告書を作成し、申告する」というタスクには、埋めるためのピースである数値を「計算する」する必要があります。
「申告書を作成し、申告する」をまとめて一つのマニュアルにするのでなく、これらを分解してしまえばいいのです。
理由は、以下の2つからです。
- 一つに無理にまとめると大きすぎて煩雑になってしまうから。
- そもそも性質が違うから。埋めるタイプ。計算タイプ。
なので分類して管理がベストです。
そして、埋めるタイプについては、「業務マニュアル穴埋め式テンプレート」で作成するといいでしょう。大事な項目の漏れを防止できます。これについては、以下から無料!で入手できますので是非!
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計算シートは、実際に架空の会社を想定して、サンプル計算シートを作成します。それをにガイダンスを加える形がベストでしょう。
業種別だったり、パターン別でそれぞれサンプルシートを作成します。
例えば、製造業や商社、IT業に分類してサンプルシートを作成してもいいですよね。
個人所得税であれば、給与のパターン別にサンプルを作成するケースがいいかもですね。典型的なパターンとすべての論点を含むパターンなどもいいでしょう。
>>海外駐在、ベトナムで駐在する日本人の給与の支払いの3つのパターンと税務上のリスク、実務上の留意点
本日のまとめ
本日は、マニュアルを作成するときのレベルを決定するコツをお伝えしました。
それは、埋めるタイプと計算タイプに分類して、それを分けてそれぞれ独立してマニュアルを作成するという点でした。
ぜひ、試してみてください!