みなさん、こんにちは公認会計士の菅野です。
今回で、第15回目です。
ハノイの寒さって、ある意味日本よりも厳しいです。オフィスもカフェも暖房がない場合が多いからです。寒さが天敵の私にとってとても厳しい時期です。みなさんも健康には是非とも留意してください。
ベトナム人のニュンさん(日本語1級でしかも簿記3級保持者、日本への留学経験あり!しかも若い!)と一緒にベトナムのニュースについて解説していくコーナーです。
本日のテーマは、「AppleはIpadとMacbookの生産をベトナムへ移転」です。
この記事のもくじ
AppleはIpadとMacbookの生産をベトナムへ移転
Appleによる生産の一部のベトナムへの移転
米中貿易摩擦回避?
Appleによる生産の一部のベトナムへの移転は、米中貿易摩擦が激化した場合の影響を軽減するのに繋がります。
ロイター通信によると、中国でのリスクを回避するために、アップル製品の製造を委託されているフォックスコン(Foxconn)社は、タブレット(iPad)とラップトップ(MacBook)の生産ラインの一部を中国からベトナムに移転したという。これは2020年11月26日から行われました。
フォックスコン社はバック・ジャン(Bac Giang)省でiPadおよびMacBookの生産ラインを構築しており、2021年に稼働を開始する予定です。
さらに、ベトナムへの2億7000万米ドルの新規投資も発表しました。 フォッスコンのような台湾に拠点を置く企業も、政治リスクを回避するために、生産を中国からベトナム、メキシコ、インドに移転する傾向があります。一部のエアポッド(Airpod)はベトナムで生産されています。
2021年には、第3世代のAipodも!
2021年には、第3世代のエアポットもベトナムで生産される予定です。生産の一部をベトナムに移転することで、米中貿易摩擦が悪化した場合の影響を軽減し、バイデン次期政権からの緊張感が緩和されても生産量を維持することができると予想されています。
中国からベトナムへ製造移管
日系企業も、中国からベトナムへ移行しており、今後さらにベトナム投資は増加していきそうですね。
- 中国からベトナムへ投資移管という動き
個人の意見ですが、米中貿易摩擦が激しい現状では、Appleだけでなく、他の製造企業も生産拠点をベトナムのような政治的安定な国へ移す傾向があるのではないかと思います。また、新型コロナウイルス感染症抑制に成功したと言えるベトナムにとっては、今は経済成長率を一気に伸ばすいいチャンスになるでしょう。
確かに!
コロナの抑制は世界的に評価されていますし、そう言った意味では、投資先の魅力度がさらに上昇しましたね。