IRC（投資登録証明書）を修正しなければいけない時とは？【ベトナム投資】

みなさんこんにちは、マナボックスベトナムの菅野です。

「IRCを変更しなければいけない」

このようにベトナム人スタッフから、指摘されたことはありませんか？

本日は、ベトナムにおけるIRCが、いったい、どのような場合に変更しなければいけないか？ということについて解説していきたいと思います。

>>ベトナムの投資登録証明書（IRC）をどこよりも詳しく徹底解説！　【保存版】

この記事を読んで頂ければ、大きなベトナムコンプライアンスも安心ですよ。

それではいきましょう！なお会員様向けに以下の情報も提供しております。より詳しく網羅的な情報が含まれています。

>>【M-Lab】IRCとERCを修正しなければいけない4つのグループと20のパターンとは？

こんな時は、IRCの変更について要注意！

さっそく、結論としてまとめますね。以下の場合には、留意が必要です。

それぞれ解説していきますね。

住所変更

こちら実務上は、よく、生じるケースです。ベトナム現地子会社の住所が変更した場合です。

例えば、コーザイからバーディンに、事務所を引っ越す場合です。この住所変更ですが、結構ありそうですよね。なので、前述した通り、頻度は高めです。

資本譲渡

資本譲渡とは、イメージですが、株主の変更です。この場合も、IRCの変更が必要です。と言うのは、IRCには、投資家の名前が記載されるからです。

>>まるわかり！ベトナム資本譲渡の手続きの概要を4つのステップに分類して解説

追加の出資

資本金が増加する場合、IRCの変更が必要です。こちらはIRCに記載の“総投資額”に影響があるからですね。

ビジネスを実施していく上で、追加で資金調達を実施する必要性が生じることがありますなので、これも頻度は低くありませんでの留意しましょう。

新規の借入（長期）

借入金を新たに実施したいと言う場合には、IRCの変更が必要です。ただし、これは最初に設定した“総投資”（資本金と借入金の合計）の枠を超える場合です。

例えば、資本金1,000で借入金3,000で設定したとします。この場合の総投資額は、4,000ですね。そして、3,000の借入金を既に実施し、追加で借入をしたい場合には、IRCの修正が必要となります。

これも、上記と同様に、ビジネスを実施していく上で、追加で資金が必要になるケースがあるので、まったく発生しないとは言えません。

投資家が法人である場合の社長等の変更

ベトナムに進出している企業の場合、誰が出資している場合が多いかというと、日本の本社です。

投資家、つまり、親会社が、会社の場合、代表取締役もIRCに記載されます。ということは、代表取締役が変更した場合には、IRCの変更が必要になるんですね。

これについては、忘れがちなので留意したいところです。

プロジェクト期間の延長

プロジェクト期間ってわかりにくいですよね。でも、外資系の場合、これを決めなければいけません。

最長は、50年だそうですが、実務上は、10年で決定する場合が多いと思います。ただ、地域によっては、1年もあるようなので、その場合延長する必要があります。その時、修正が必要ですね。

会社名の変更

ベトナム法人の名前がIRCに記載されるからです。発生頻度は、かなり低いです。

ランセンスの追加

ライセンスは、IRCに記載されるます。そのため、これに変更が生じた場合には、IRCの変更が必要ですね。

本日のまとめとマナラボ での情報

本日は、IRCがどのような場合に変更が必要か？というお話でした。実際には、もっと細かい事項や、実務上はこうなっているという話もあります。そちらについては、マナラボ に加入頂ければ、コンテンツを閲覧することができます。

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