みなさん、こんにちは「マナボックス」の菅野です。

今回で、第98回目です。

デビットベッカムというサッカー選手をご存知ですか?端正な顔立ちやフリーキックでとても有名ですよね。実はベッカム、少年時代サッカーが全然うまくなかったらしいです。ものすごい努力して練習を積んで成長したんですね。数え切れないほど失敗もしたそうです。公園でのフリーキックの練習は5万回を超えてたというエピソードもあるようです。どうやら脳科学的にも「成長マインドセット」が重要のようです。努力を続ければ成長できる。と言うマインドです。参考にしたいですね。

ベトナム人のTrangさん(日本語2級で簿記三級取得者)と一緒にベトナムのニュースについて解説していくコーナーです。

本日のテーマは、「FDIはベトナム市場を撤退している?」です。

Trang さん
Trang さん
今回はこちらを選んで翻訳し、解説しました。9月21日付けのニュース

>>FDI流入はベトナム市場を撤退している?

FDI流入はベトナム市場を撤退している?

4回目のエピデミックの短期的影響

 

在ベトナム米国商工会議所と在ベトナムヨーロッパ商工会議所が実施した最新の調査によると、新型コロナの第4波の影響により、18~20%社が他国への生産活動を転移してきた、さらに16%の社もこの課題について検討しているということである。

 

たとえ外国企業約30%社が発注書を他の国に移せば、これは第4四半期の輸出の伸びに大きな影響を与えるとVDSC Research(ロンベト証券)は仮定した。

 

しかし、もうすぐ年末年始の連休になってくるので、発注書の中断を回避するために、外国企業がいくつか生産活動を他国に転移することを決定した。この戦略は一時的なものであり、長期的な変化傾向ではない。

 

第4波の前、米中貿易摩擦、2020年の感染抑制の成功、先進国における消費支出の回復など、多くの外的要因のおかげで、ベトナムはグローバル・サプライチェーンの方向性の主な代替手段として浮上していた。

 

最初の6ケ月で前年同期に比べ、FDI支出が6.8%増であるに対して、登録されたFDI資本金が2.6%減であった。それでも、5月以降の感染症のパンデミックにより、投資家がより慎重姿勢に変わらせ、7月と8月のFDI流入も低下させてしまった。

 

したがって、最初の8ケ月で、新規登録FDIが力強く成長した(前年比16.3%増)ものの、FDI支出が同期比に2%しか増加しなく、FDI登録資本が2.1%減少した。

 

FDI企業はベトナム市場を撤退するかどうかという質問に対して、同会社は楽観視しながら、第4四半期前にコロナ禍が収まると答えた。

 

コロナ禍の悪影響により、グローバル企業が生産ネットワークの柔軟性を向上させるためにサプライチェーンを再検討する必要である。これは世界的大流行であるため、生産拠点を他の国へ移す代わりに、企業がサプライチェーンの柔軟性を改善することに取り組んでいく。

 

「サプライチェーンが複雑なものである。FDI企業の戦略は、調達基盤の多様化の程度、生産費、新型コロナウイルスの変化に関する不確実性など多くの要因によって異なる」と同企業が強調した。

 

したがって、ロンベト証券は、パンデミック後にベトナムがFDI流入の主要な目的地であり続けことを希望している。

 

FDI企業の輸出は依然として力強く成長を続ける

 

ベトナム税関総局が8月の輸出の伸び率が前年同期比に1.7%減であり、前月比に2.3%減であると予測した。

 

FDI企業が前年同期比に3.3%増の輸出成長を維持するに対して、国内部門の輸出額が前年比に13.3%を減少した。

 

輸入額が引き続き輸出額を上回り、同期比に20.4%増加したが、前月比に6.1%減少した。また、貿易赤字も前月の12億ドルの赤字から、1億900万ドルに縮小した。

 

最初の8か月で、前年に比べ、輸出額が21.8%で、輸入額が33.5%増加し、累積貿易赤字が約23億ドル(前年同期が137億ドル)に達した。

 

ハンドバッグ、履物、木製品をはじめ、ほとんどの主な輸出品目が減られてきた。金属製品と電化製品が前月比にそれぞれ17.3%と19.4%増加し、輸出産業の輝点になっている。

 

輸入の伸び率は7月の31.8%から8月の20.4%にかなり減少した。前年比べて力強い伸びにもかかわらず、原材料の輸入は7月に比べて大幅に減少した。

 

繊維原料輸入額が16.6%が、動物用飼料の生産資材の輸入額が35.1%減少した。これに対して、テクノロジー 製品の中間投入輸入額が前年比に14.1%、前月比に10.1%増えた。

 

繊維原料と動物用飼料の生産資材の輸入額が落ち込むとともに、繊維製品輸出額と水産物輸出額も引き続き鈍化傾向にある。一方、電子製品の輸出は、成長率が今年の最初の6ヶ月ほど強くは増加しないものの、今後もその回復力を維持すると予想される。

コロナが終われば外資企業の投資は増える?

菅野 智洋 会計士  
菅野 智洋 会計士  

コロナの影響はやっぱり大きいですね。ベトナムへの投資も減少しています。

弊社も日系企業を応援しているので、その影響は感じますね。

コロナにより外国からの投資が減少しているが、

パンデミック後にベトナムがFDI流入の主要な目的地であり続けることがベトナムにとって大事

Trang さん

新型コロナウィルスが複雑に推移しているのは世界の企業に大きな悪影響をもたらしています。多少の企業は安全な感染予防対策を確保できないため、事業・生産活動を一時停止しなければならない。また、「3つの現場」体制を確保できる企業では発注書が大幅に減少されて、コロナ禍前の生産力を約10~50%しか相当しません。これは投資家をより慎重姿勢に変わらせます。したがって、投資家がベトナム市場に投資額を低下するでしょう。

ほかの国に生産拠点を建設することまた生産活動を転移することは6か月~1年間だけかかる必要ですが、ベトナム市場から他国への生産拠点を容易に移すことはないと思います。

外国投資家にとってベトナムは有利な地理的位置にあって人件費も安価などで魅力的な目的地なのです。ベトナムは新型コロナウイルス感染症の収束後、再び復活し、外国人投資家に引き続き魅力的な投資先となることを信じています。

菅野 智洋 会計士  
菅野 智洋 会計士  

はい!ただ、長期的な4−5年のスパンで見れば、まだまだ外資企業の進出が増えていくと思いますので、ポジティブに行きたいですね。