みなさん、こんにちは「マナボックス」の菅野です。

今回で、第58回目です。

HIITっていう運動を継続しています。この効果の一つとして、アンチエイジングがあるそうです。また、脳の活性化も!人生100年時代ですから、このあたりはとても大事だと思いました。

ベトナム人のリンさん(日本語2級で日本への留学経験あり!しかも若い!)と一緒にベトナムのニュースについて解説していくコーナーです。制約が大事なようです。成功している会社は、しくみである程度制約があり、自由もあるということが言えるそうです。

本日のテーマは、「2021年におけるベトナムの航空業界は15兆ドン以上の赤字を計上する可能性がある!」です。

りんさん
りんさん
こんにちは!リンです。

2021年におけるベトナムの航空業界は15兆ドン以上(約750億円)の赤字を計上する可能性がある!

りんさん
りんさん
今回はこちらを選んで翻訳し、解説しました。3月23日付けのニュース

>>2021年におけるベトナムの航空業界は15兆ドン以上の赤字を計上する可能性がある!

各航空会社は、ピークシーズンにも収益が減少し続けるため2021年での損失が約15兆ドンになると予測するという背景で、引き続き支援を求めています。

 

2020年に、ベトナムの各航空会社の損失は18,000兆ドンを超え、収益は2019年と比較して約100兆ドン減少しました。

 

計画・投資省に送られた報告書の中で、ベトナム航空企業協会(VABA)は、「損失の原因は新型コロナウイルスのための国際線ルートの運用停止である」と述べました。

 

航空会社は主に、国際線で専門家、帰国の乗客、また商品のみを輸送します。2021年の最初の2ヶ月で、全ての航空会社は約66,600の国際線輸送だけを行い、2019年同期の半分近くまで減りました。テト休暇中の国内線のフライトからの収益は、前年同期に比べて70%から80%減少しました。需要を刺激し、キャッシュフローを引き付けるために、航空会社は航空券を大きく値下がり、それによるピークシーズンにも損失を受けるという困難な状況を引き起こします。

 

航空会社だけではなく、協会に依存している商業サービス、技術サービス、及び機内食供給の会社も収益と生産量の両方が減少しました。

 

VABAによると、現在、事業活動を維持するための資金は各会社にとって最も緊急の問題になりました。新型コロナウイルス感染が再発生するたびに、飛行機の乗客数が大幅に減少し、それによる収益も減少し、不均衡なキャッシュフローという状況も長引いています。

 

特に、2020年には、キャッシュフローを改善するために、数年前から蓄積された資産及び投資金額、また財産を譲渡しなければならないので、2021年に、各航空会社は、テト休暇後のキャッシュフロー枯渇というリスクに直面しています。

 

そのため、企業は政府に信用支援プログラムを要請しました。ベトジェットエアは、2021年から2023年まで約4%の金利で4兆~5兆ドンを借りることができるというサポートを要求しました。バンブー・エアウェイズは、商業銀行から金利0%のある5兆ドンの長期貸付金、及び優遇金利のある他の5兆ドンの長期貸付金を要求しました。

 

更に、各企業は、飛行燃料に対する環境保護税が1リットルあたり9百〜1千ドンになって削減され、また、法人税、VAT、個人所得税、外国契約者税、及び2021年末までに発生した義務のための土地賃貸料、輸入税、航空業界の輸入される設備・物資に対するVATの支払い期限が延長されるという提案を出しました。

 

2020年に、政府は新型コロナウイルスによって悪い影響を受けた労働者を支援しました。しかし、VABAによると、航空会社へのサポート程度はまだ低いです。例えば、一人有限責任会社であるエアミール(Suất ăn hàng không)会社のサポートを受ける従業員の数が20人(全員の2.9%を占める)しかなく、1人あたり915千ドン(約4300円)の給付金を受け取ります。飛行燃料に対する環境保護税の減税政策は、バンブー・エアウェイズが経費の1.4%(1,200億ドン)のみを減少するのに役立ちました。

“移動”から影響うけるビジネスはコロナの影響が大きい

菅野 智洋 会計士  
菅野 智洋 会計士  

“移動”があるとお金が生まれます。けれども、コロナによるパンデミックによって、“移動”ができなくなりました。最も影響を受けるのが航空会社でしょう。

2021年も引き続き、コロナによる航空業界への影響は大きい

りんさん

自分の意見ですが、新型コロナウイルスの悪い影響を連続的に受けている航空業界が困難な状況に陥ってしまうことは当たり前ですね。国際線ルートが運用停止され、国内線の飛行機チケットも大きく値下がるために、各航空会社は倒産リスクに直面しています。そういう状況で、政府の各航空会社向けの支援対策がそれらの会社の倒産リスクを防ぎ、経営活動を回復することに大きな役割を果たします。

菅野 智洋 会計士  
菅野 智洋 会計士  

ベトナム国よる支援が受けられるのは、一部の航空会社になるかもしれませんね。そうすると、倒産・撤退をするしかない会社も出てくると思います。現に世界では、民間の航空会社は倒産をしています。

意思決定がとても難しい時期になるでしょう。